失恋の悲しみを救うのは他人ではなく自分!自らの根源から訪れる苦しみは、自分自身によってしか浄化されない

 

ぼくの魂を救えるのは、ぼくだけだ。

失恋の悲しみを救うのは他人ではなく自分!自らの根源から訪れる苦しみは、自分自身によってしか浄化されない

・ノンケの親友に片思いして、ぼくは心が引き裂かれるほどの絶望を注ぎ込まれた

大学時代、ぼくは同級生のノンケの親友に片思いして、心が引き裂かれるほどの絶望に落ちていった。単なる叶わない片思いで済んだのならまだ楽だったのかもしれないが、不思議なことに彼もぼくを好きだと言ってくれ、抱きしめ合い、キスをして、触り合って、合鍵も交換して逢瀬を重ね、恋人同士のような関係に発展していった。しかし彼の若いノンケとして女の肉体を求める凄まじく強い本能を止めることなどできず、積極的に女の子を紹介してもらっては人生で初めて抱く女の肉体を探し求めるのに必死だった。

両思いに!大好きなノンケの親友に告白したら毎日「好きだよ」と抱きしめてくれるようになった

大学時代、ノンケの彼とゲイのぼくは会うたびにキスするようになった

ゲイのぼくとノンケの彼は、お互いの部屋の合鍵を交換して恋人のように逢瀬を重ねた

ノンケの親友とゲイのぼくは、同じ果実を男同士で触り合って同じ快楽と幸福を感じた

ついに彼は生まれて初めての彼女を作ったが、それをぼくには決して教えてくれなかった。そしてそれでもぼくを好きだと言って抱きしめるのだった。彼がぼくに彼女ができたことを教えないのは、彼に罪悪感があるからに他ならなかった。ぼくは彼を裏切り者だと思ったけれど、彼も自分がぼくを裏切っているという自覚があるのだった。だからこそ彼はいつまでもぼくに彼女の存在を隠し続けた。

ノンケの彼はぼくを好きだと抱きしめながらも、女の肉体を探し求め続けた

ノンケの彼には、ぼくとの同性愛的体験を受け入れる覚悟と誠実さがなかった

ノンケの彼との恋愛がつらく苦しすぎて、ぼくは通常の学生生活が営めなくなっていった

大学の留年を機に、ゲイのぼくとノンケの彼は少しずつ離れていった

ノンケの親友に失恋!ノンケの彼はゲイのぼくを裏切って彼女を作った

 

・生まれて初めてゲイの人と電話して悩みを聞いてもらった

ぼくはノンケの彼のことを誰にも相談できずに、自分が生きているのか死んでいるのかわからないくらいに曖昧な存在になっていった。他の友達の前では何も悩んでいないように見せかけて笑う自分が、別の誰かのように思えた。部屋に帰ればひとりきりでうずくまって泣いているぼくのことを、ぼく以外は誰も知らないのだった。

このままでは自分が壊れてしまうと思ったぼくは、インターネットを通して生まれて初めて自分以外の同性愛者(ゲイ)の人と電話をした。自分がこんなに苦しんで悩んで壊れそうなのは、誰にも相談できないということに理由があると思ったからだった。誰かに相談し、悩みを聞いてもらえば、少しは楽になれるのかもしれないと期待していた。

電話の相手は同世代の男の子だった。ぼく以外に男を好きな男の子がいるということが、とても不思議な気分だった。人生で初めて話したゲイの彼はとても話しやすく、迷惑なことながらぼくは彼にぼくの恋愛の一部始終を話して聞かせた。彼は随所随所で共感してくれたり、的確なアドバイスをくれたりして、生まれて初めて話したのがこの人でよかったと思った。電話が終わった後、やっぱり誰かに話せばどんなに深い悩みでも心が落ち着くのだと感じた。そしてそれがいつでも気軽にできる異性愛者が羨ましいと思った。

 

 

・自らの根源から訪れる運命の苦しみは、自分自身によってしか浄化できないことを知った

しかしぼくのこの感想は間違っていると、後から自分自身で気がついた。どんなに他人に悩みを打ち明けて話しても、決してぼくの悩みは消え去ってはいなかった。話を聞いてもらった瞬間だけは一瞬心が軽くなったかのように思えたものの、それは単なる錯覚かまやかしで、時間が経つに従って悲しみや苦しみが後から後からぼくの心を満たしていき、やがてまた息もできないくらいの絶望を享受するのだった。誰に悩みを打ち明けても、共感されたりアドバイスされても、ぼくの悲しみは消えないことを悟った。

それはぼくの終わりなき悲しみが、自分の根源から訪れる種類のものであるからという理由に他ならなかった。男の肉体を持っているのに男を好きになるという、ぼくの根源的な運命が今のぼくのこの悲しみを無尽蔵に生産し、ぼくの心を隅々まで支配し、遠慮なく果てしなくどこまでもぼくの魂を追い詰めるのだった。ぼくはもう、他人に頼れないことを悟った。ぼくの終わりなき悲しみは、ぼくの根源によって生み出される運命的な絶望は、自分自身によって浄化しなければこれから先の道はないと、打ちひしがれそうになりながら小さく孤独に精一杯覚悟した。何かにすがりつくのではなく、偽りなく自分自身と対峙し、自らの瞳でこの世の真理を見定める力を持たなければ、ぼくはもう生きてはいけないだろう。

神も仏も信用することなどできない。教養も学問も権威さえも意味がない。親も血縁も友達も何ひとつ知らない。ぼくはぼくの感性だけを信仰しよう。それがぼくの生涯にわたる宗教の姿だった。あらゆるおそれを乗り越えて、あらゆる植え付けを退けて、紀伊山脈の奥深くに流れる清らかで澄んだ水のような感性と瞳で、ぼくは燃え盛るように世界と向き合っていくだろう。たとえ自らの炎に焼き尽くされて死ぬ運命となっても、不動明王のように紅くて美しい怒りを身にまとい、水色の感性をいつまでも発散させよう。

 

 

・浜崎あゆみ「Endless sorrow」

たとえば信じるもの
何ひとつなくなったとして
たとえばそこにはただ
絶望だけが残ったなら

どうかこの祈りを…

君にもし翼が残されてなくても
ぼくにもし翼がひとつでも残っているなら

一緒に… 一緒に…

 

・大般涅槃経「自らを島とし」

この世で
自らを島とし
自らをたよりとして
他人をたよりとせず
法を島とし
法をよりどころとして
他のものをよりどころとせずにあれ

 

・大学時代の2番目の恋について

大学時代、ぼくは片思いしているノンケの友達に膝枕されるのが好きだった

大学時代、片思いしているノンケの親友の幸せはぼくの地獄となることを知った

両思いに!大好きなノンケの親友に告白したら毎日「好きだよ」と抱きしめてくれるようになった

大学時代、ノンケの彼とゲイのぼくは会うたびにキスするようになった

ノンケの親友と愛し合いながら、彼は同性愛と異性愛の狭間で不安定にもがき苦しんでいた

ノンケの彼とゲイのぼくは、どんなに好きだと抱きしめ合っても恋人同士にはなれなかった

ゲイのぼくとノンケの彼は、お互いの部屋の合鍵を交換して恋人のように逢瀬を重ねた

ノンケの親友とゲイのぼくは、同じ果実を男同士で触り合って同じ快楽と幸福を感じた

大学時代ノンケへの片思いを通して、ゲイのぼくは叶うはずがない運命の恋でさえ叶う瞬間があることを知った

ノンケの彼はぼくを好きだと抱きしめながらも、女の肉体を探し求め続けた

ノンケの彼には、ぼくとの同性愛的体験を受け入れる覚悟と誠実さがなかった

ノンケの彼との恋愛がつらく苦しすぎて、ぼくは通常の学生生活が営めなくなっていった

大学の留年を機に、ゲイのぼくとノンケの彼は少しずつ離れていった

ノンケの親友に失恋!ノンケの彼はゲイのぼくを裏切って彼女を作った

 

・ぼくの高校時代の初恋について

ぼくが同性愛者(ゲイ)だと気付いたきっかけは高校2年生の初恋だった

ゲイからノンケへの初恋は誰にも言えない分、純度の高い宝石となって残る

ゲイがノンケに告白したら2人の関係性はどうなるのか、実体験をもとに考察

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成績学年トップだったぼくがノンケの同級生を好きになって大学受験に大失敗した話

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・同性愛について

ぼくが同性愛者(ゲイ)としてブログを書こうと思った理由

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