大いなる少年の果実
少年は誰もがその果実を 大自然へと明け放ちたい 照りつける太陽を浴びながら 光る果実の潤いを見せつけたい けれど正しさが少年の野性を否定する 浮世では罪と欲情が蠢き合っている 何が生命の衝動を抑え込めるだろ…
少年は誰もがその果実を 大自然へと明け放ちたい 照りつける太陽を浴びながら 光る果実の潤いを見せつけたい けれど正しさが少年の野性を否定する 浮世では罪と欲情が蠢き合っている 何が生命の衝動を抑え込めるだろ…
ぼくたちが異なる少年だと 一体誰が決めたのだろう 隠された秘密の果実を確かめ合えば ぼくたちは何もかもが同じだった 同じように天を貫くほどに聳え 同じような脈動を繰り返した 同じように先端を濡らし合って 同…
下ネタの正体と本質とは?下ネタを言えなかった同性愛者のぼくが、初めて性を打ち明けたのはノンケの親友だった ・下ネタの正体とは何か? 下ネタというのは不思議な会話手法だ。下ネタというのは主に生殖器にまつわる話…
全てはリンガによって生ずる 少年たちが女体を必死に追い求めるのは ただリンガに突き動かされただけのこと リンガがなければ女体など無いに等しい 全てはリンガによって生ずる 少年たちの欲情を嘲笑う女たちも 輪廻…
あらゆる少年のエナジーは すべてこの果実から生まれ出る ぼくらを突き動かす衝動の根源にはいつも 得体の知れない液体が眠っている 眠れないほどに野性が荒ぶる夜には ぼくの体なのにぼくのものではな…
燃え盛るぼくの魂を誰も止められない 自分自身でも抑え切れぬほどの勢いで 炎は天を貫きあらゆる運命を突き動かした ぼくはぼくの炎に燃やされて死ぬだろう 永遠に続くと思っていた悲しみも孤独も ぼくの炎に焼かれて…
エスの声をいつだって聞いている 少年の歌は永久に響きわたる 誰もが見失い魂が道を失くしても ぼくだけは直感の導に突き動かされた 美しい怒りの炎が虚空に燃え上がり 清らかな本能が渦を巻いて流れ込…
ぼくは自分をおかしいと思っていた だから誰にも果実の話をしなかった 恥ずかしくて おそろしくて ぼくの果実は他の少年のものとは異なることを知っていた あなたはいつも果実の話をしていた それは他…
あなたの肉体の熱さを覚えている あなたの果実の脈拍がこの肉体に刻み込まれ ぼくたちは魂を持つ者 それなのに ただ肉体だけに支配されながら青い春に苛まれた 男は肉体を見ることで果実を高ぶらせると…
あなたへと注がれる直感は ぼくの根源から訪れる真理 おそれも憂いも常識さえ焼きはらい ぼくはあなたへとたどり着いた ぼくがあなたを好きになることは この世では間違った思いだった ぼくとあなたが…