疑い深く誰も信じられない、だけど本当は人を信じたい人が聞くべき中島みゆきの曲6選

 

疑い深く誰も信じられない、だけど本当は人を信じたい人が聞くべき中島みゆきの曲6選

・疑い深く誰も信じられない、だけど本当は人を信じたい人が聞くべき中島みゆきの曲6選
1.孤独の肖像
2.孤独の肖像1st.
3.疑えばきりがない
4.拾われた猫のように
5.I Love You,答えてくれ
6.今日以来

・疑い深く誰も信じられない、だけど本当は人を信じたい人が聞くべき中島みゆきの曲6選

ぼくたちはたとえ真面目に真剣に生きていたとしても、人から裏切られ、心を踏みにじられ、もう人なんて信じたくないと嘆く夜があるだろう。そんな疲れ切った心に優しくも鋭い視点で寄り添ってくれるのが、中島みゆきの歌である。ここでは人を信じられなくなった時に聞きたい中島みゆきの曲を6つご紹介しようと思う。世間では有名ではない曲ばかりだが、人を信じられない心、疑いを抱いてしまう心、本当は人を信じたいという純粋な心に響く素晴らしい楽曲ばかりだ。では、どうぞ!

 

 

1.孤独の肖像

”悲しみはあなたをなくしたことじゃなく
もう二度と誰も信じられなくなることよ

どうせみんなひとりぽっち 海の底にいるみたい
だから誰かどうぞ上手な嘘をついて 嘘をついて
いつもぼくがそばにいると夢のようにささやいて
それでわたし多分、少しだけ眠れる”

たったひとりこの世で信じられる人を失い、もはや誰も信じられないというもどかしさやいたたまれなさや虚しさが切実に表現されている楽曲。大切な人を失って荒れ狂う心が、スピード感のある打ち込みの音で表現されている。

 

2.孤独の肖像1st.

”愛なんてどこにもないと思えば気楽
はじめからないものはつかまえられないわ”

1で紹介した「孤独の肖像」のオリジナルバージョン。当時は音域が狭く「孤独の肖像1st.」を歌いこなせないことから1の「孤独の肖像」をシングルとして収録したが、ボイストレーニングを行い音域を広げた後で、オリジナルの「孤独の肖像1st.」がアルバム「時代-Time goes around-」の中の一曲として見事な表現力を伴い収録された。

「孤独の肖像」と「孤独の肖像1st.」は。歌詞は同じだがメロディは異なる。「孤独の肖像1st.」は情緒あふれる壮大なバラード。

 

3.疑えばきりがない

”疑えばきりがない 疑えばきりがない
どこまでもさかのぼり 悪い意味だけを探る
疑えばきりがない 疑えばきりがない
どこまでも未来まで 嘘に置き換える”

中島みゆきの夜会「ウィンター・ガーデン」で披露された詩。音源化、映像化はされていないが、詩集「ウィンター・ガーデン」の中で、美しい冬の北海道の数々の風景写真とともにその詩を読むことができる。人を信じたいのに、どうしても疑いが無尽蔵に沸き起こる人の心模様を見事に描き切っている。

 

4.拾われた猫のように

”拾われた猫のように怯えてた
疑いだけをまとってふるえてた
いつまた1人になるかしれないと
ひねくれてた愛したいくせに”

”拾われた猫のように
気まぐれな人の心だけにすがりついては
疑う心と信じる心の
どちらかが力尽きるのを待った”

中島みゆきの夜会「2/2」で披露された楽曲。映像化はされているが音源化はされておらず、DVDでしか鑑賞することができない作品。一度捨てられた経験があるゆえに、運よく拾われた後でさえもどうせまた捨てられてしまうのだろうと、本当は信じたいのに疑ってしまう悲しい猫の心模様を描いている名曲。

 

5.I Love You,答えてくれ

”何か返してもらうため
君に愛を贈るわけじゃない
後で返してもらうため
君に時を贈るわけじゃない

君はひどい目に遭いすぎて
疑い深くなってしまった
身を守るのはもっともだけど
世界全部毒だなんて悲しいよ”

ひどい目に遭いすぎて世界全部を信じられなくなった人に、必死に愛を贈ろうとする激しいロック調の名曲。愛は返されなくてもいい、ただ愛を与えることができるだけでいい、だからせめて受け取ってくれと、誰も信じられない人の心を開けようと優しくノックするような歌。誰も信じられないからといって心の扉をすべて固く閉ざしてしまうことは、外部から注がれるささやかで純粋な愛に触れる機会をも見失ってしまう可能性を示唆している。また返されることを望むことは愛ではなく、愛を与えるだけで心は満たされるのだという、愛の本質をも同時に説いている。

 

6.今日以来

”人の善意を信じることは
怖いことです綱渡りです
人の悪意を信じる方が
安全でしょうね さみしいけれど

突然にあたたかな人に
出会って泣いたりするんです”

理屈から言えば人の悪意を信じる方が、人の善意を信じるよりも安全だし傷つくこともない、けれどそんな理屈なんか超えて、やっぱり人の心というものを信じたいという祈りが込められた歌に涙がこぼれる。人を信じない方が賢いし安全だ、しかしそれでも心のどこかで人を信じたいと願ってしまうのが人の心の本質ではないだろうか。人を信じられないと絶望して泣くことは、人を信じたいという切なる祈りの裏返しかもしれない。

 

 

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