「女は嫌いだけど、女体は好き」というのが男性の本音なのか

 

「女は嫌いだけど、女体は好き」というのが男性の本音なのか

・男と女が一緒になるのは人間の宿命

この世には「男」と「女」という2つの性別が存在すると言われている。そして男と女がお互いを好きになり、恋愛をしたり、付き合ったりして、やがては結婚し、最終的には子供をもうけるというのが、大抵の人生の王道パターンであるようだ。それを示すかのように見渡すと、男と女という組み合わせで街は溢れかえっており、まるで人間というのは男と女が一緒になるために生まれてきたのではないかと感じられてしまうほどだ。

 

 

・男と女は全く別の生き物

しかし一方でぼくたちは、男と女というものがそれぞれ全く異なった性質を持っていることを、経験上はっきりと理解している。男が好きなものと女が好きなものの傾向は全然違うし、ものの考え方や視点や行動も驚くほどに差異が見られる。同じ人間という種族であるのに、まるで男と女はそれぞれ別の惑星から来た生き物のようだ。そもそも肉体の構造や内分泌されるホルモンからして違うのだから、男と女が全く別の性質を持っていても何ら不思議ではない。

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・男と女は一緒にいて本当に楽しいのか

それにしてもこの全く別の生き物であるようと男と女って、本当に気が合うのだろうか。街を見渡せば男と女の組み合わせで溢れているが、本当にみんなお互いに一緒にいて楽しいと心の底から思いながら過ごしているのだろうか。男には男なりの性質があり、女には女なりの性質があるのだから、実際のところ男と女なんかで寄り添っていないで、男は男同士で、女は女同士で過ごした方が実は楽しいのではないかと感じないこともない。

男と女というものは、永遠にお互い分かり合えないのではないかと思うほどに異なった生き物だ。そんな異星人のような相手と、何を考えているのか理解できないなぁと心の中で思いながら我慢して一緒にいるよりも、何を考えているのか自分自身の経験から類推して理解し易い同性同士で共に過ごした方が何百倍も気楽だし、心から楽しめるのではないだろうか。実際に男同士の飲み会や女子会などというものは頻繁に開催されているようだが、それが終わると帰宅しまた男と女の組み合わせの中で生活するという人々も多いようである。

 

・男と女が一緒になるのはひとえに生殖器の力

自分にはよく理解できない、何を考えているのかわからない、この先の行動が読めない異性というものと、なぜ人間はストレスを溜めながらでも我慢しつつ一緒にいようと努力するのだろうか。それはやはり生殖器の偉大な力によるものではないだろうか。男性には男性の生殖器があり、女性には女性の生殖器があり、それを結合させることでこの上ない快楽と幸福がもたらされると思い込まされることによって、どんなに大変な試練や障害があろうとも男と女はつがいになるのではないだろうか。

逆に生殖器がなければ、本当に人間は異性といたがるのだろうか。きっと人間の体に生殖器の力が発動されていなければ、男は男同士で気の合う者同士寄り集まって住み、女も女同士で理解し易い者同士で楽しく暮らし、お互いに全く興味を持つこともないまま社会がほぼ2つに分裂して進んでいくに違いない。生殖という仕事がなければ、わざわざ永遠に理解し合えない異星人同士で無理して住む義理はないだろう。しかしこの社会を見れば分かるように、一度生殖器のパワーが発動されればそれは絶大な威力を発揮し、たちどころに男と女は一緒に暮らしたがり始める。

 

・女を憎む男が、女と結婚する不思議

ぼくは先日ある男性の友人から、今度結婚するのだと聞かされた。生殖器に支配されたこの世界ではそのような出来事はありふれているので、そうかそうかという感想しか抱かなかったが、ぼくにはひとつ大きな疑問があった。それは彼のSNSに投稿に関することだった。ぼくは彼のSNSのアカウントをインターネット上で偶然発見し、彼はそのことを知らない。ぼくが見ているということも知らずに、彼は自分の意見をインターネット上で隠すことなく自由に表現していた。顔出しをしていないので、その分余計正直な意見を主張していると推測される。

そしてその内容とは女性に対する怒り、嫉妬、批判、非難、蔑みで溢れかえっていたのだ!特に彼の思想は「女性はズルい」という妬みの感情に支配されているようだった。それに比べて男性は生き辛いのだという思いが根底にあり、女性への恨みはそれを根として育ったもののように見えた。女性に対する嫉妬や非難の意見があまりに多いので、ぼくは彼はさぞかし女性が嫌いなのだろうと思い込んでいた。そんな彼が結婚するだなんて、何とも興味深い出来事のように思われないだろうか。SNS上ではこんなにも嫉妬して憎んでいる女性というものと、一緒に住むなんて彼は正気なのだろうか。

 

・女が嫌いなのに女を求める衝動

しかし女性に嫉妬したり恨んだりする投稿が目立つ中で、たまにマッチングアプリでいかに女にモテるのかを一生懸命研究していたような形跡があり、その矛盾がまたぼくの興味をそそった。一体この人は女が好きなのか嫌いなのかどっちなんだろうか。内心では女が大好きで女にモテまくりたいのだけれど、なかなかうまくいかなくて適当に女性からあしらわれているうちに、いつしか女への恨みが蓄積し、濃縮し、強まり、今のような思想を築き上げたのだろうか。彼だけではなく女性への嫉妬や恨みや憎しみを投稿している男性というのは意外に多く、それもひとえに彼らが非モテの男性達だからなのだろうか。女から相手にされないという怒りと悲しみが、やがて恨みと嫉妬へと変貌していくのだろうか。

 

・女嫌いの男が女と結婚する理由

彼の投稿には次のようなものもあった。「日本の独身男性の平均寿命は北朝鮮の男性以下だ。独身男性は寿命を人質に取られているから結婚せざるを得ない」というものだ。なるほど彼は独身のままだと自分が早死にすることが怖くなって、女性を恨んでいるけれど自分が長生きするために女性と結婚するのかもしれない。そのためにマッチングアプリで頑張って沢山の女性とも出会ったようだ。

また離婚しても財産を奪われないように、結婚しても財布は女性と別々にして、口座を教えない、職場を教えないなどの対策が必要だとも投稿されていた。結婚前からもう離婚後の財産分与のことを念入りに考えているようだ。また結婚してから自分で稼いだ給料は妻との共有の財産になってしまい離婚時の財産分与の対象となることから、なるべく婚姻届を出すのを遅らせたいという発言も見られた。結婚する前からそんなことまで普通考えるものなのだろうか。彼はもはや自分の中の女性嫌悪に気付き、離婚する可能性もかなり高いと自分で判断しているのだろうか。それならなぜ結婚するのだろうか。

 

 

・「女は嫌いだけど、女体は好き」

あまりに不思議で多重的な要素が多すぎるので混乱していたところ、SNS上で全く関係ない別の人からのこのような言葉が飛び込んできた。

「女は嫌いだけど、女体は好き」

あーなるほどなーこういう男って多いのかもなと、ぼくは妙に納得してしまった!沢山のいいねが付いていた投稿でもなかったが、ぼくの中では妙に感動的で心に残る印象的な言葉だった。もしかしてこれが、ほとんどの男性達の本音なのではないだろうか。

先ほども書いたように、男と女は全く別の生き物のようだ。男は女を理解できないし、何を考えているかよくわからないし、面倒だしストレスも溜まることだろう(もちろん逆も然りだが)。それでもほとんどの男性は女性と一緒にいたがる、それはなぜかと言えば女体が好きだからに他ならない。本当は男同士でいた方が気が楽だし、楽しいし、盛り上がるのだけれど、女体が好きというその極めて激しい男性生殖器からの欲望によって、男はいつも女の元へ帰っていくのではないだろうか。

本来は女が苦手そうだったり、緊張してうまく話せなかったり、どう見ても女性が得意分野だとは思えない種類の男性達も、無理して自分磨きをし、女に受けそうな服装や話し方を研究し、自分を良く見せる写真を撮ったりして、本当の自分を脱ぎ捨ててまで女にモテようと日々努力・精進しているように見える。しかし本来人間というものは、自分の得意分野で勝負すべきではないだろうか。わざわざ苦手分野に無理矢理参入しても得意な人に勝てるわけでもないし、苦手を克服する分得意な人よりも余分なエネルギーが必要になるし、わざわざ苦手分野に飛び込んで行ってもいいことなんてなさそうだ。それでも恋愛市場に突入する恋愛弱者の男性が絶えないという不思議な光景は、やはり男性生殖器のとてつもない威力によるものだと感心せざるを得ない。

 

 

・女が苦手なのに女体に突き進んでしまうという男性の矛盾

男はみんな女そのものというよりはむしろ、女体が好きな生き物なのかもしれない。そう考えればぼくの友人の一例も納得がいく。彼は女性が嫌いだし、女性を憎んでいるし、女性に嫉妬している。しかし彼は女性と結婚することになった。そのためにマッチングアプリで頑張って婚活にも励んだようだ。なぜ誰も見ていないSNS上で常に恨みを投げかけている女性という存在と一緒に暮らすことを選んだのか。常識では到底考えられないが、こう言えばすっと腑に落ちる。「彼は女は嫌いだけれど、女体が好きで好きでたまらないのだ」と。

男性生殖器による性的衝動が自分でも抑えられないほどに強力であることは、男性なら誰でも身をもって知っていることだろう。ぼくは今回の一件で、やっぱり生殖器のエネルギーって計り知れないほどに巨大なのだなぁと感心してしまった。内心ではこんなにも女性を恨み、こんなにも女性を憎み、こんなにも女性に嫉妬している女嫌いの彼も、生殖器がパワーを発揮することでたちどころに彼をスケベにし、女性と永遠に一緒にいたいと願わせてしまうほどなのだ。まぁ自らの寿命を伸ばすための合理的な打算も含まれているのかもしれないが、それでもやはり生殖器が男と女を衝動的に結びつける結合力を無視することはできないだろう。

気になるのは内心では女を嫌っている男が、生殖器のパワーによって結婚へと導かれた場合、どのような結末になってしまうのかということだ。本質的には女を恨んでいるのに、女性とずっと暮らすことなんて耐えられるのだろうか。それとも生殖器のパワーは絶大なのでそのような恨みすら綺麗さっぱり無効化し、女体に夢中になることで満足したまま一生を終えるのだろうか。しかし結婚前から離婚を意識して行動しているあたり、彼も自分の中の女性を嫌う気持ちと女体を愛する気持ちの共存という複雑な矛盾構造に戸惑っているのだろうか。

SNSでいつも女性を憎んでいるような投稿をしているような男性達も、結局は魅力的な肉体の女性をしっかりリツイートしたり、マッチングアプリでせっせと女性とデートしているような様子が観測される。男とは本心では女自体は嫌いなのに、女体が好きすぎてたまらないという大いなる矛盾に引き裂かれるようにして存在する痛々しく悲しい生き物なのかもしれない。

 

 

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