ぼくがあなたを好きになって
ぼくにはいいことがたくさんあった
あなたと過ごす時間を重ねるたび
嬉しいことも同じように増えていった
ぼくはあなたに好きと言われたかった
ぼくはあなたに抱きしめられたかった
ぼくはあなたとキスしたかった
ぼくはあなたにさわりたかった
あなたがぼくを好きになって
あなたにいいことなんてあったのだろうか
あなたが欲しいと心から望んでいるものを
ぼくはひとつさえ与えられなかった
あなたは男の髪なんて撫でたくなかった
あなたは男なんて抱きしめたくなかった
あなたは男にキスしたくなかった
あなたは男の肉体をさわりたくなかった
裏切ったあなたの好きなんかより
あなただけを見ていたぼくの好きの方が
ずっと尊いと思い上がっていたけれど
真実は 全くの逆だったんだね



































