碇ゲンドウは最後の言葉として赤木リツコに何と言ったのか?

 

「赤木リツコ君、本当に…」

碇ゲンドウは最後の言葉として赤木リツコに何と言ったのか?

・エヴァンゲリオンの赤木リツコは、碇ゲンドウと愛人関係だった

エヴァンゲリオンのキャラクター赤木リツコとは、特務機関ネルフに所属する科学者である。リツコはメインキャラクターであるにも関わらず、他のキャラクターと違って恋愛模様や人間関係がほとんど描かれていなかったが、物語の最後の最後に碇ゲンドウに「あなたに抱かれても嬉しくなくなった」と発言していることから、なんと碇ゲンドウの愛人だったことが判明した。さらにそれを涙を流しながら語っていたことから、本気でゲンドウを好きなことが伝わってきた。

しかし碇ゲンドウの心は死んだ妻の碇ユイに常にあることは明らかだった。それゆえにユイの肉体によって作られた綾波レイを最も大切にしている様子が伺えた。リツコがゲンドウと男女関係にあったことを知ってからアニメを見直すと、確かにレイに対して女の嫉妬のような雰囲気で睨んでいるシーンがいくつかあって興味深い。

 

 

・リツコの母親である赤木ナオコも、碇ゲンドウと愛人関係にあった

さらにリツコとゲンドウが愛人関係にあるのは、業の深い展開だと言える。なぜならリツコの母親である科学者の赤城ナオコもゲンドウと愛人関係にあったからだ。しかしナオコもゲンドウがユイをいつまでも思い続けていることに嫉妬し、ユイの肉体から作られた綾波レイの1人目を殺してしまい、それゆえに自殺している。親子揃って女としてゲンドウを愛し、愛人となり、ユイに嫉妬し、レイに嫉妬して人生を狂わされるとは、ものすごく業の深い顛末である。

 

 

・碇ゲンドウは最後の言葉として赤木リツコに何と言ったのか?

テレビアニメの最終回的役割を果たす映画「THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に」では、リツコが母親の開発したスーパーコンピュータであるMAGIを自爆させ、ゲンドウと共に心中しようとするシーンがある。

MAGIはナオコの科学者的人格である「メルキオール」、母親的人格である「バルタザール」、女としての人格である「カスパー」の3つで構成されていた。しかしリツコがゲンドウと共に死ぬことを、女としての人格である「カスパー」が拒否したためにゲンドウを殺すことに失敗し、ゲンドウは自らの計画を遂行するためリツコを銃で撃って殺してしまう。そこで気になるのは、ゲンドウがリツコを撃ち殺す直前に言い放ったセリフだ。

映画ではゲンドウがリツコに向かって「赤木リツコ君、本当に…」と言ったところでセリフが突如途切れており、何と言い放ったのか不明なままだった。それに対して撃たれたリツコは「嘘つき…」と呟いて死んでいく。一体ゲンドウは最後にリツコになんと言ったのだろうか。気になる!

 

 

・漫画版から推測!碇ゲンドウは最後に赤木リツコに「愛していた」と言った

その答えはエヴァンゲリオンの漫画版を見ることで明らかになった。漫画版のエヴァンゲリオンは、アニメから映画の流れを踏襲しているので大体同じシーンが並ぶ。漫画版でゲンドウがリツコを殺す前に言い放ったセリフは、映画版のようにセリフがカットされておらず、ちゃんと最後まで書き込まれていた。

ゲンドウがリツコに最後に言い放ったセリフは、漫画版によると「赤木リツコ君、今まで君は本当によくやってくれた。愛していた」だった。つまり映画版でも「赤木リツコ君、本当に…」の後は「愛していた」と呟いたと思われる。仮に漫画と同じように映画でもゲンドウが最後に「愛していた」と言い放ったとすると、その後のリツコの「嘘つき」というセリフとの流れも自然である。

漫画版では意外なことに、ゲンドウに撃ち抜かれてもリツコは死なず、最後の最後に自らの銃でゲンドウの首を打ち抜き「ウフフ…うそつき…あなたが愛したのは…あの人(碇ユイ)だけでしょ」と言って力尽きる。まさに男を愛する女の情念を見るような思いだった。

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