男と女の違いを教えてくれる中島みゆきの隠れた名曲10選

 

なぜ競わなければいられないのでしょう、男と女は敵じゃないわ。

男と女の違いを教えてくれる中島みゆきの隠れた名曲10選

・男と女の違いを教えてくれる中島みゆきの隠れた名曲
・歌姫
・移動性低気圧
・誘惑
・F.O.
・てんびん秤
・殺してしまおう
・ナイトキャップ・スペシャル
・わたしの子供になりなさい
・清流
・旅人のうた

・男と女の違いを教えてくれる中島みゆきの隠れた名曲

「男女差別」をしてはならないと世の中で言われて久しいが、男と女が全く異なる生き物であり、全く違った性質を持っている以上、偏見や差別はなくなることはないだろう。男は大いに女に偏見を持ち差別し、女も大いに男に偏見を持ち差別し、お互いにどうしようもなく生じる偏見を持ち、お互いに宿命的に差別し合いながら、ちょうどいい具合に折り合いをつけ妥協しつつ、男と女は協力し合い今まで人類の歴史を立派に築き上げてきたのだ。偏見や差別を0にしてなくそうだなんて、男と女の現実をしっかりと見つめていないトンチンカンな世迷言ではないだろうか。

では男と女にはどのような違いがあるのだろうか。それは日常生活において男と女を観察しているだけでも考察できるが、男と女の違いを歌という芸術作品として見事に昇華させているアーティストがいる。それは中島みゆきである。ここでは中島みゆきの歌詞に沿って、男と女の違いを見ていこう。

 

 

・歌姫

男はいつも嘘がうまいね
女よりも子供よりも嘘がうまいね
女はいつも嘘が好きだね
男よりも子供よりも嘘が好きだね

男と女の関係には、お互いをごまかしたり思いやるための嘘がつきものだ。中島みゆきは男の方が嘘がうまく、その嘘を女は好きなのだと歌っている。

 

・移動性低気圧

女の胸の中には違う女が住んでる
あと1人ときにより あと3人、4人
女の胸の中には手に負えない性悪と
憎めない女神が野放しで住んでる

女の心は低気圧 予測のつかない低気圧
予測がつくのは 昨日へ戻れないことだけ

男の夢の中には 粗忽なバクが住んでる
今見たはずの夢を食べてしまった
男の夢の中には 古い風車が回ってる
思い出の風を恋しては回る

男の心は高気圧 悲しいくらいに高気圧
予測がつくのは さみしさに弱いことだけ

男と女の内面の違いを見事に対として描き、さらにそれを気象情報と絡ませている。

 

・誘惑

優しそうな表情は
女たちの流行
崩れそうな強がりは
男たちの流行

本当のことは言えない
誰も口に出せない
黙りあって 黙りあって
ふたり心は冬の海

女は女のあるべき姿を追い求め、男は男のあるべき姿を追い求め、どこまでも交わることなくすれ違っては、結局何も言えなくなってしまう男女間のもどかしさを見事に表現している。

 

・F.O.

男はロマンティスト
憧れを追いかける生き物
女は夢のないことばかり
無理に言わせる魔物

これは世間一般でもよく言われていることかもしれないが、男は夢を見がちなロマンティストで女は現実的でシビアに生きているという。

 

・てんびん秤

てんびん秤 使い分けたら
うまく世の中わたれるの
女はとても男のように
器用に生きてはいけないわ

ここからここまでが誰のもの
女には思いもよらないこと
てんびん秤に乗せるとしたら
あんたともうひとつは地球

恋情と愛情は彼女のため
友情と同情は私のため
純情と人情は彼女のため
色情と薄情は私のため

器用にかけもてるのが男たち
無様に押しのけあうのが女たち

器用に女を使い分けられるのが男で、女はその男が地球と同じくらい唯一無二の価値ある存在だから冷静な心を保てず、その男を巡って無様に押しのけ合うしかない様子が表現されている。

 

・殺してしまおう

男なんて何さ あいつなんて何さ
花になれの母になれの港になれの
注文ばかりを人に出しておいて
自分だけは広く浅く博愛主義者

世渡り上手な割に女には注文ばかりつけてくる男にかなり不満を持っている様子の女の歌である。ちなみにこの歌の歌詞は「殺してしまおう!殺してしまおう!殺して 殺して しまおう!うおおおおおおおぉぉぉ!!!!!」と女が男に発狂する歌でかなり迫力がある。

 

・ナイトキャップ・スペシャル

片付かない気持ちの話
男友達に打ち明ければ
答えや指示を急ぐあまりに
なお散らかしてくれるばかりね

こんな夜中に必要なのは
普通にそばにいてくれること
確かにそれもありかもねって
そばで思ってくれること

女友達のありがたさを歌ったこの「ナイトキャップ・スペシャル」では、相談するとすぐに解決策を誇らしく提示する男友達と、相談すると共感して頷いてくれるだけの女友達の特徴を歌い上げ、女が欲しいのは解決策ではなく女友達のただ共感する態度なのだと歌っている。

 

・わたしの子供になりなさい

男には女より泣きたいことが多いから
あなたが泣くときは私は空を見よう
あなたが泣き止めば2人で空を見よう

男には女には言わないことが多いから
疲れているのなら黙って抱いていよう
恐れているのならいつまでも抱いていよう

もう愛だとか恋だとか難しく言わないで
わたしの子供になりなさい

女にはない男のつらさと、そんな男を包み込むような、男には持てない無限の母性を描き切っている名作。

 

・清流

なぜ競わなければいられないのでしょう
男と女は敵じゃないわ
なぜ夢中になることは弱みになるのでしょう
私 あなたの敵じゃないわ

お互い性質が異なっているばっかりに理解不能となり、つい異性を敵だと見なしてしまう世の中を描いている。男と女は敵となるために分けられたものではなく、協力し合って人類の繁栄を作り上げるために異なっているのではないだろうか。

本当はお互い味方なのに、分裂させてやろうという洗脳が世の中でもしばしば見られる。「男女差別反対」というあたかも正しそうな主張は、この部類かもしれない。この主張は平等のためではなく、結果として人間の男女の分裂へと繋がっていることに、一体どれほどの人々が気付いているのだろうか。

 

・旅人のうた

男には男のふるさとがあるという
女には女のふるさとがあるという
何も持たないのはさすらうものばかり
どこへ帰るのかもわからないものばかり

ミリオンセラーのシングル「旅人のうた」では、男と女は同じ人間だが全く異なった生き物であり、それぞれに別々のふるさとが存在しているとさえ歌っている。どんなに男と女を同じものに仕立て上げようと社会が洗脳にまみれても、男と女は決して同じものになるわけがないということが示唆されている。しかしこの歌で最も重要なのはそこではなく、男のふるさとも女のふるさとも持たない人種がおり、それは「さすらうもの」すなわち旅人のことだと歌っている。

旅人は男でもなければ女でもない、いわば宙に浮いた中間的な枠割として、属することから遠ざかりつつ生きている。日本ではこのように所属から外れた中間的な存在を、古来より神聖なものとして崇めていた傾向がある。男でもなく女でもない、何ものにも属さない中間的な存在は神聖であり、それゆえ俗世で生きることが耐えられず、結果的に旅人となってゆくのだ。

 

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