男女の脳の構造の違い!男が仕事や勉強に全集中しているのを、女は決して邪魔すべきではない理由

 

男はひとつのことに全集中してしまうと、女のことなんてどうでもよくなる生き物だ!

男女の脳の構造の違い!男が仕事や勉強に全集中しているのを、女は決して邪魔すべきではない理由

・ラオスで出会った日本人女性の恋愛話

ぼくが世界一周の旅をしている間にラオスで出会った日本人女性の恋愛話は、男と女の考え方の違いを如実に表しているようで面白かった。その日本人女性によると、最近彼氏と別れたばかりらしい。彼女はよく彼氏と喧嘩し、その原因は大学生の彼氏が勉強や課題に集中すると全然連絡をくれなくなってさみしいからということだった。彼女の言い分からすれば、どんなに忙しくても私のことを好きならばちょっとくらい連絡できるでしょう、それなのに全然連絡をくれないなんてひどすぎるというのだった。これはまさに男女の脳の構造の違いが男女の間に確執を生み出す典型的な好例ではないだろうか。

 

 

・集中における男女の脳の構造の違い

男の脳というものは、ひとつのことに集中すると他のことはどうでもよくなるようにできている。つまり勉強や仕事に全集中すると、それ以外のことは考えなくなってしまうのだ。それに対して女の脳は何かに取りかかっていたとしても、他の作業も並列して器用に同時にこなせるようにできている。

これは人間の生活の基礎となる原始時代などを想像すればわかりやすいが、元々は男は外に出て狩りや採取をする役割で、女は家にいて子育てや家事をする役割だった。つまり男にとっての多くの仕事はウサギや鹿やマンモスを追いかけることだったのだ。大自然の中でマンモスを追いかけるとしたならば、もちろんそのマンモスのことだけに全神経を集中させて他のことなど考えたくはない。マンモスを追いかけるためには多くの体力を消耗するし、怪我などの危険も伴うし、逃げていくマンモスを逃さないように細心の注意を払わなければならないし、マンモスを狩るための他のメンバーとの密接な共同作業も不可欠だ。もしもマンモスを追いかけている間に今日の晩御飯は何にしようかとか、明日の天気は何だろうかとか、恋人は元気にやっているだろうかとか、余計なことを考えてしまうとマンモスを取り逃がしてしまう。男の仕事にとって必要な能力は、とにかくひとつのことだけに意識を注ぎ込んで他のことなど考えないようにすることができる圧倒的な集中力だ。

それに比べて原始時代の女たちは、主に家事全般を任されていた。家では子供の面倒も見なければいけないし、料理もしなければならないし、洗濯もしなければならないし、買い物も行かなければならないし、とにかくいろいろな作業を同時に器用に並行して行う能力が必要となってくる。例えば左目では子供達がちゃんと遊んでいるか様子を見ながら、同時に右目では料理の様子を確認しご飯を作っていくという器用な芸当が望まれる。その結果として女の脳は、複数の作業を同時にきちんとこなしていくという器用な能力を獲得した。これはひとつの物事(狩りなど)に全集中し、ひとつのことを考え始めると他のことなんてどうでもよくなるようにできている男の脳とは対照的である。

 

 

・男が仕事や勉強に全集中しているのを、女は決して邪魔すべきではない

この男女の脳の構造の違いは、男と女の間にしばしば不和を生じさせる。ラオスで出会った日本人女性の別れ話が典型的なとてもいい例だ。女は自分が複数の作業を同時に器用にこなせる脳を持っているから、男だって自分と同じようになんでも並行して行えるはずだと勘違いし、ひとつの作業(仕事や勉強)に集中すると自分に構ってくれない男のことが理解できずに、男を責めてしまい男を苦しめる。しかしそれでは男が非常にかわいそうだ。男の脳というものはひとつのことに全集中すると他のことなんかどうでもよくなるようにできているのだ。恋人の女性を好きな度合いなんて全く関係がない。どんなに好きであろうと大して好きでなかろうとひとつの物事に集中している男にとっては、女のことなんてどうでもいいのだ。

男が現代において勉強や仕事などの作業を行っている場面というのは、原始時代においてはマンモス狩りをしている真っ最中であるのと同じことだ。必死にマンモス狩りをしているまさにその瞬間に、女のことなんて考えている暇があるだろうか。マンモス狩りというのは生命をかけた非常に危険な行為なのだ。もしかしたらマンモスに踏みつけられてペチャンコになるかもしれないし、跳ね飛ばされて大怪我を負うかもしれないし、走っているうちに不注意で崖から落ちてしまうかもしれない。とにかく食料を調達するために命をかけて必死に頑張っている男の脳の中に、女のことなんて浮かんでくるはずがない。男の脳の中にその瞬間にあるのは、マンモスのこと、自らの仕事のことだけだ。他のことなんてどうでもいいのだ。それこそが男の脳の構造の正体である。

その男の脳の正体に気づかずに、また男女の脳の違いを考慮せずに、男の脳だって女の脳と同じだと思い込み、男が女の脳のようにふるまえないからと言って男を責めるのはあまりにも気の毒だ。女というものは男が全集中している時に限って、ものすごく集中している男を見て不安に思い、わざと男の集中を打ち破ってやろうと言わんばかりにくだらないことを話しかけたりどうでもいいことをしてきたりするが、あれも非常に迷惑だ。男が集中しているときは、思う存分に集中させてやるべきだ。集中しすぎて私のことを忘れてそうだからと不安になってどうでもいいことでちょっかいをかけてくるのは、「大迷惑」以外の何ものでもない。それは男が命がけでマンモス狩りをしているまさにその最中に、女がいきなり出てきて「ねーねー今日のご飯何にする?」と別に今聞かなくてもいいどうでもいいことをわざわざ質問してくることと同様だ。

 

 

・SEX AND THE CITYシーズン6の17話「冷める瞬間」で見られる男女間の大きな溝

もちろんこの男女の脳の違いは、日本人のみならず世界中で見受けられる。ぼくが最近この脳の違いで男女のすれ違いを確認したのはアメリカのドラマSEX AND THE CITYシーズン6の17話「冷める瞬間」だ。主人公のキャリーはロシア人で芸術家の彼氏を女友達3人に紹介しようと飲み会をセッティングするが、彼氏は創作の仕事が忙しいからと言って飲み会をドタキャンしてしまう。友達に彼氏を紹介するのが目的だったので、4人は飲み会の終わりに仕事中の彼氏の家に挨拶にいく。しかし彼氏は作品作りに全集中しており、愛想悪く「ゆっくりして行ってください」と言ったきり仕事場に閉じこもり出てくることさえなかった。

彼氏の対応に女4人はいい印象を持っておらず、キャリーは友達への仕打ちをどうしても許せないと感じている。女4人の目から見ると、彼氏はまるで悪者のような扱いだった。しかしこれはあまりにも女性的な視点ではないだろうか。彼氏は仕事で大変だからと飲み会をキャンセルしたのに、仕事に全集中していると知りながら家まで押しかけた女4人もどうかしていると感じざるを得ない。この場面を男性脳を持った男性から見れば仕事に全集中している男の家に押しかけるなんてあり得ないと女4人を非難するだろうし、女性脳を持った女性からすれば仕事しててもちょっとくらい愛想よくふるまえるだろう、彼氏の対応は最悪だと感じるかもしれない。まさに男女の脳の構造の違いが、男女の間に大きな溝を作り出している。

 

・男女は異なる生き物同士として、同じ世の中を渡っていく仲間だ

現代の世の中は、男女は同じになるべきだと主張している。しかしどんなに頑張ったって、男女が別の肉体と考え方を持つ別の生き物である限り、同じになることなんてあり得ない。それなのに「男女は同じになるべき」だという強い主張と洗脳が広まり、女は男の脳が自分の脳と同じ働きをするはずだと甚だしく勘違いし、どうして同じ考え方ができないのだと憤りを覚え、男女間に数々の争いを生み出しているのではないだろうか。

重要なのは、男と女は完全に異なるということをしっかりと自覚することだ。その上で男というものはこういうものだ、女というものはこういうものだとお互いに密かに理解を重ね、別の生き物同士で同じ世の中で共存し歩んでいく覚悟を身につけることである。ラオスで出会った日本人女性は大学卒業したてということだったが、それくらいの年なんだったら男女の性質の違いに気づき、今自分たちのカップルは根本的な男女の性質の違いで悩んでいることを自覚してもいいのでは?と内心思いながら、ぼくは彼女に色々アドバイスしていた。

人間が男女の違いについてはっきりと悟るのはいつ頃なのだろう。きっと違いが多すぎて、いつまでも理解し合えないまま、異性のことなんてわからないままで人生は終わってしまうのかもしれない。しかし同じ生き物ではないのだ、違う生き物なのだと受け入れることで、男女の共同生活はいささか心が楽になるのかもしれない。

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