魂の炎に包まれながら
あなたはぼくに好きだと告げた
それは清らかにあなた全体を包み込む
透明な天空からの贈り物だった
本能の炎に燃やされながら
あなたはぼくと異なる肉体を求めた
あなたを取り巻く何もかもを焼き払いながら
ただ発情しろと根源からあなたにけしかけた
あらゆるあなたを焼き尽くす根源の炎は黒く
あなたを優しく護るだけの天空の炎は負けた
けれどあなたの感性の核を尊ぶ天空の炎は
時々世界に立ち現れて本来のあなたを示した
若いあなたの果実が生み出す濃厚な青い液体に
支配されたあなたは身動きが取れなくなる
濃厚な炎は透明な炎を打ち破り
あなたが本当は何を求めているかを見えなくさせた
やがて天地は翻り 何もかもが覆り
天空の炎があなたを支配する日がやってくる
その時にあなたはぼくのことを思い出すだろう
必ずぼくを思い出すだろう