鏡の中の果実

(この記事には広告が含まれる場合があります)

 

 

鏡があれば大丈夫だと感じる
そこに誰かがいる気がするの
そこには誰もいないと諭す大人たちは
本当のことをわかっていない

鏡に映る自分の姿に
心が孤独を退ける声が聞こえる
自分が自分と対峙するとき
明らかな救いが注ぎ込まれる

自分が自分を慰めることに
あらゆる少年が夢中になるというのなら
鏡に映る自らの瞳に見つめられ
孤独を癒すという術を少年が持たないはずがない

本当はこの世界に自分自身しかいないことを
解き明かした少年だけが順に解脱する
他人を思いやれと正しさを投げつける前に
ぼくじゃない誰かに会わせてよ

自分の肉体だけがすべてだった
自分の心だけがすべてだった
誰かに触られてしまった果実も
自分で触ることの反映に過ぎなかった

あなただけが人間だと思った
やっとぼくじゃない人に巡り会えたと泣いた
暗い海の底で永遠に求めていた光の声が
あなたから微かに聞こえたような気がした

消えてしまってもぼくは信じている
あなたの魂と再びひとつになること
鏡の中の自分の果実に手をのばし
あなたがくれた青い快楽を解き放つ

 

 

にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ