ぼくたちは果実のために

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あらゆる少年は自らの果実に支配され
やがて果実のために生まれてきたのだと信じる
あまりに強い果実への感受性に
少年たちは飲み込まれ夢中になる

果実に触れられる手を求め彷徨う
果実を温めるための夜に思いを巡らす
果実から押し寄せる祈りにも似た波
消えては無限に高まるもどかしい快楽

少年の手は果実の願いを叶えるために
少年の生命は果実の夢を満たすために
そう信じられるのはすべての少年が
同じ果実を持ち旅する運命だから

あらゆる少年が果実の話をする
まるで世界にはそれしかないみたいに
すべての肉体が果実に興味を持つ
まるで初めから仕組まれたみたいに

どんなにはぐらかしてもばれてしまう
少年には貫かれた軌道がある
脱線することなんてありえない
すべての少年は秘密を持つ

君ではないのにぼくは君がわかるよ
ぼくではないのに君はぼくの秘密を知る
それは同じ果実を持っているから
隠しきれない正体を共有している

いつまでも少年のように旅をつづけよう
秘密の果実を摘み取るための日々
いつの日かその答えにたどり着くまで
「ぼくたちは本当に果実のために生まれたのだろうか」

 

 

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