男を好きになると
知られてしまったならば
誰もが気味悪がって逃げ出すと
ずっと思い込んでいた
知られてはいけない
知られてはいけない
閉ざした心は氷のように青ざめて
生きる国はいつも荒野だった
ぼくが男を好きになる男だと
あなたがこの世で初めて知った
ぼくがあなたに好きだと告げることで
ぼくの秘密は瞬く間に氷解した
でもあなたは逃げなかった
ぼくを好きだと抱きしめてくれた
優しくキスをしてくれて
同じ濡れた果実を慈しみ合った
ぼくが異人(まれびと)だと知りながらも
生きていてもいいと愛をくれた
あの時からぼくとあなたとの日々は
尊く美しい宝物になったの
たとえ時が経とうとも
色褪せてしまうことなんてない
あなたがぼくを裏切った後でも
価値が薄れてしまうことさえない
あらゆる時代と国を超えて
神聖な宝石は永遠に輝く
思い出を抱きしめて生きていくわ
あなたがどんなに遠くにいても


















