いつも目の前の碧が新しく映る
ここは琉球諸島の涙の島
何度見ても新しい海原の夢
ぼくは生まれ変わっていく
憶えることも忘れることも
ぼくの思いの中にない
残ることも消えることも
誰の思いの風の中
この前見た碧色
未来に見る碧色
今見る碧色と
同じであることはない
昨日海の碧色を見つめていたぼくと
今日海の碧色を見つけているぼくは
違う人間になっている
また新しい碧色に感動している
どうして何度出会っても
はじめてのように胸が高鳴るのだろう
神聖な色彩に触れるとき
人は碧色の輪廻を描く