君に触れられると
自然と脈打つぼくの果実
先端へと広がる快楽の波が
青い液体へと導かれるよ
ぼくの果実の名前を
君はいつも聞いた
ぼくが答えられないと
君は嬉しそうに触った
こんなにも自然に
熱くなることを初めて知ったよ
まるでぼくのものじゃないみたいに
勝手に君の手の中を泳ぐんだ
君の果実とぼくの果実
同じ形をしている
君の果実もぼくのみたいに
ひどく脈打って尖っている
ぼくと君は違う人間なのに
それが同じことが不思議だ
君もぼくと同じように
自らの果実で遊ぶのだろう
誰もが自分の果実を隠している
それなのに誰もが
果実があることを知っている
その存在がすべてを語る
果実を持つ限りみんな
自分の果実で遊んでいるんだ
君が自分にするように
ぼくの果実で遊ぶから愛しい
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