ぼくの神様
ぼくが神様を感じるのなら それはどこにでもある木漏れ日の揺れ 夏の青い木々が伝えるさざめきのどこかに 深い神様の眠りが光っては消える ぼくが神様を感じるのなら それは清流の水面に一瞬で終わる煌…
ぼくが神様を感じるのなら それはどこにでもある木漏れ日の揺れ 夏の青い木々が伝えるさざめきのどこかに 深い神様の眠りが光っては消える ぼくが神様を感じるのなら それは清流の水面に一瞬で終わる煌…
ぼくたちは果実を祝福しよう 果実を満たす肉体が嬉しい 果実が生み出す青さの無限が愛しい ぼくたちは果実の春に支配される 森の奥深くの秘密の泉のほとりに 少年はその肉体を横たえる 衣を失くしたま…
春が訪れれば分かるでしょう ぼくたちの青い液体の意味に 冬の間は停滞し眠るでしょう やがて来る解き放つ瞬間を夢見て 無限に生み出されるからとて 時には留まる季節もある 押し寄せる激流のような快…
ゆるされないものが照らされるとき わたしは静寂の青さを知る 鳴り止まぬ海鳴りは記憶から訪れる音楽 わたしがわたしになる前の異国 さぁ立ち上がって時間がないの 銀河が焼け堕ちる声が聞こえる 遍く…
88の巡礼がぼくに与えたものは 濃厚な青い液体と少年の果実 口を閉じることも忘れてしまうような あの暗黒に飛び散る青を覚えている 若さゆえに蓄えられない果実に 導かれながら少年は旅を燃やす 若…
ナイことよりもアルことの方が嬉しい アルことよりもナイことの方が虚しい 少年たちは自らの果実を誇りに思う ナイことは恐ろしいと天に向かって歌いながら すべての人間に余れる果実がナケれば ナイこ…
正しくなければ生きられない世界なんて 正しくなく生まれ落ちた生命は 凍え切った青い吹雪の中で独り 闇に溺れて崩れ落ちるしかないのですか 正しく生まれてよかったですねと あなたを憎むことでしか生…
男はいつも射精をしたがっている。 少年に精液を植え付けられることがなかったら、ぼくたちは何を求め愛しただろうか ・クレヨンしんちゃんによる性の予感 アニメのクレヨンしんちゃんを見ていると、幼いながらも人間の…
見えない果実をぼくにください あるのかないのかもわからない 不確かな果実をぼくにください 掌の中の熱さだけが手がかり 抑えることのままならない幼さに ふりまわされるぼくを君だけが知る 触れられ…
いつまでも少年のように旅をしよう いつまでも片想いの少年のように 想いが叶うことを知ってしまった 大人のようにはならないために 届くはずもない炎を胸の中に秘めて 世界へ向けて透明に問い続けよう…