ゆるされないものが照らされるとき
わたしは静寂の青さを知る
鳴り止まぬ海鳴りは記憶から訪れる音楽
わたしがわたしになる前の異国
さぁ立ち上がって時間がないの
銀河が焼け堕ちる声が聞こえる
遍く照らし出す光の名を告げて
わたしは旅立ちの弱さを知る
愛してしまえば後がなかった
世界はわたしを傷つけると誓った
愛されるはずもないあなたが
愛していると告げたことを忘れない
この生命にひとつの救いがあるのなら
それはあなたから聞こえくる海鳴り
そしてこの生命に降り注ぐ罪は
すべてあなたから訪れる紺碧
間違いも裸体も隠し去る海で
ぼくたちは彷徨いさがし合った
あなたの果実の熱を見つけた永遠を
今でもまだ憶えているから