青色の衣の宿神
青色の衣をまとうのは ぼくがまだ生まれていない証 胎児のように時間を遡り ぼくはまだ何にでもなれる ぼくの正体を決め付けないで ぼくに名前をつけないで 「この世のものではありません」 ひとつの…
青色の衣をまとうのは ぼくがまだ生まれていない証 胎児のように時間を遡り ぼくはまだ何にでもなれる ぼくの正体を決め付けないで ぼくに名前をつけないで 「この世のものではありません」 ひとつの…
精霊たちの歌が聞こえる。 中島みゆきの樹木をテーマにした歌4「命の別名」 ・日本の宗教の源流 ・沖縄の何もない聖域は御嶽 ・奥深くに隠された本当に大切なもの ・中島みゆきの「命の別名」 ・御神体を守護する言…
のびゆく爪は ぼくがこの身に閉じ込めた樹木 意識とは別に伸び盛り ぼくに何も伝えない樹木 ぼくと樹木は絡みつく どこからどこまで絡みつく 自分の力で生きていると信じた 傲慢さが砕け落ちる 願わ…
ロシアの高尚な教え諭しが シベリア鉄道をゆくぼくの胸を貫いた 机の上にはトルストイの人生論 人々が幸福になるための道が記されている 立ちはだかる理性という人間性 白い人曰く動物と人間は大きく隔…
花を咲かせることを 誰にも教えられずに 木々は花で世界を彩りながら 生きることを眩ます 人を愛することを 誰にも導かれずに ぼくたちは寄り添い合い 生きることを忘れる はるか遠くの彼方から 聞…
赤い風船が虚空の中へ消えた つまずいたぼくは小さくなりゆくそれを いつまでもいつまでも見ていた 消えて見えなくなるまで見ていた 赤い風船はどこへ行くの 幼いぼくはおばあさまに尋ねる おばあさま…
何も持たなくてもここにいてもいいのだと 言ってくれる光はどこ このままではならぬと洗脳する悪魔が 浮世の人々の心を食い荒らしている 何の役に立たなくても生きていていいのだと ゆるされるための灯…
花を咲かせることを 誰にも教えられずに 木々は花で世界を彩りながら 生きることを眩ます 人を愛することを 誰にも導かれずに ぼくたちは寄り添い合い 生きることを忘れる はるか遠くの彼方から 聞こえてくるよう…
どうしようもなく浸み出すもの。 ぼくにとって創造とは ・辞書といふもの 世の中の歌というものには、いろんな種類のものがある。しみじみと渋い演歌から、盛り上げるためにある明るい歌、クールなすかしたものから、悲…
確かに幸福な今の幸せを 人々は受け取ることができずに 未来を見ては不幸になる 確実に幸せな今があるのに このままでいてはならないと 今のままではいられないと 妄言たちを受け入れては 幸福な今を…