生まれたばかりの赤子が
誰に教えられることもなく
あらゆる力で母の乳を求め
明日を生き延びられるように
青い液体を育み出した少年たちが
誰に止められようとも
やがて女の肉体に夢中となり
濡れた果実を自ら慈しむように
まさにそのようにしてぼくたちは
生命の使命へと導かれるだろう
水色の感性を燃やしながら
澄明な真理の瞳を宿しながら
天から洗脳は降り続くだろう
愚かな植え付けは終わらないだろう
こびりつく穢れを常に祓い除けられる者だけが
水色の感性を持つことをゆるされる
青い液体を解き放つ時のような必死の形相で
ぼくたちは浮世と対峙し迷妄を焼き祓う
生まれる前から授かった為すべきことを
憶え続けるためだけにただ 走り出す