二度と再会できないけれど忘れられない運命の人がいる時に聞きたい宇多田ヒカルの切ない5曲

 

二度と再会できないけれど忘れられない運命の人がいる時に聞きたい宇多田ヒカルの切ない5曲

・二度と会えないけれど忘られない人の気配を感じ取れる宇多田ヒカルの歌5選
・HEART STATION「またいつか会えたら素敵」
・Passion「ずっと忘れられなかったの」
・Beautiful World「ただもう一度会いたい」
・桜流し「もう二度と会えないなんて信じられない」
・One Last Kiss「忘れられない人」

・二度と会えないけれど忘られない人の気配を感じ取れる宇多田ヒカルの歌5選

あなたには、忘られない人がいますか?運命の人であるはずだったのに、お互いに求め合うことはわかっていたはずなのに、どうしようもなく引き裂かれ、離れ離れになって、もう二度と会えない人がいますか。ぼくにはそんな切ない存在がいるけれど、他の人のことはよくわかりません。ぼくが誰にも話さずに密かに忘られない人を心の中で持ち続けているのと同じように、他の人もそれぞれ誰にも明かせない事情を持ちながら、運命の人を心の中に隠しているものなのでしょうか。他の人もぼくと同じように、忘れたくても決して忘ることのできない、それなのに二度と会うことさえできない切ない日々を送っているのでしょうか。人がどのような切なさを密かに抱きながら生きているかどうかなんて、その人自身になってみないとわからないものなのかもしれません。

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歌を聞いていると、宇多田ヒカルにもそのような人がいるのだろうと思わずにはいられません。しかもその切なさは突発的で一時的なものではなく、どのような年代の歌を聞いていてもそこはかとなく普遍的に感じ取ることができます。彼女の歌の中には、もう二度と出会えないような喪失による切なさが通底しています。宇多田ヒカルにどのような事情があったのか、誰にも言えない禁断の恋をしたのか、具体的にどのような出来事が彼女の歌を形作るきっかけとなっているのか、それを詮索することは甚だ野暮であるように思われます。個人的な体験がどのようなものであったとしても、それがどんなに特別で独特なものであっても、彼女がその感性を媒介としてその体験を掬い上げ、誰もが心の底で共感してしまうような普遍的な歌詞を作り出してくれているというだけで、彼女の歌に価値を見出すことができます。

きっと誰もがぼくや宇多田ヒカルのように、二度と会えないけれど忘られない人を胸の中に隠しているからこそ、彼女の切ない歌が多くの人々の間で共有され、共感や共鳴を引き起こすのではないでしょうか。ここでは宇多田ヒカルの中でも”二度と会えないけれど忘られない人”の気配を濃厚に感じ取れる5つの歌を紹介します。

 

 

・HEART STATION「またいつか会えたら素敵」

さよならなんて意味がない
またいつか会えたら 素敵と思いませんか

私の声が聞こえてますか
深夜一時のHeart Station
チューニング不要のダイアル
秘密のヘルツ

心の電波 届いてますか
罪びとたちのHeart Station
神様だけが知っている
I miss you

ぼくたちが運命の人を思っているとき、運命の人もまた同じようにぼくたちのことを思っていてくれるのかもしれないと、誰もが想像したことがあるに違いない。もう二度と会うこともできないから確かめようもなく、今できる全てのことは、ぼくがあの人を思うのと同じように、あの人もぼくを思っていてくれることを祈るだけ。そしてあるのかないのかわからない2つの思いの共鳴を信じることでしかあの人ともはや繋がれない。宇多田ヒカル「Heart Station」の歌詞にはそのような不確かな思いの共鳴が、それでいて確信を持って描かれていてどこか心が救われる一曲。自分がもう二度と出会えない運命の人を思うのと同じように、相手も自分のことを思ってくれていると信じるだけで、どれほど心が救われるだろうか。

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ユニバーサル ミュージック (e)

 

・Passion「ずっと忘れられなかったの」

前を向いてればまた会えますか
未来はどこまでも続いてるんだ
大きな看板の下で
時代の移ろいを見ていたいな

二度と会えぬ人に場所に
窓を開ける

思い出せば遥か遥か
未来はどこまでも輝いてた
きれいな青空の下で
ぼくらはいつまでも眠っていた

ずっと前に好きだった人
冬に子供が生まれるそうだ
昔からの決まり事を
たまに疑いたくなるよ
ずっと忘れられなかったの
年賀状は写真付きかな
わたしたちにできなかったことを
とても懐かしく思うよ

「Passion」は抽象的で掴みどころのない歌詞が幻想的な一曲。それでも”二度と会えないけれど忘られない人”の存在感を確かに感じ取ることができる。「ずっと前に好きだった人」以前の歌詞は非常に抽象的であるのに対し、それ以降の歌詞は「冬に子供が生まれる」「年賀状」などといきなり具体的な内容へと変化し、急に現実へと引き戻されるような抑揚感やメリハリに目が覚める思いがする。これも宇多田ヒカルの歌詞職人としての技術の妙なのだろう。

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ユニバーサル ミュージック (e)

 

・Beautiful World「ただもう一度会いたい」

言いたいことなんかない
ただもう一度会いたい
言いたいこと言えない
根性なしかもしれない

それでいいけど

もしも願いひとつだけ叶うなら
君のそばで眠らせて どんな場所でもいいよ

Beautiful world 迷わず君だけを見つめている
Beautiful boy 自分の美しさまだ知らないの
It’s only love

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・桜流し「もう二度と会えないなんて信じられない」

もう二度と会えないなんて信じられない
まだ何も伝えてない まだ何も伝えてない

開いたばかりの花が散るのを
見ていた木立の遣る瀬無きかな
どんなに怖くたって目をそらさないよ
全ての終わりに愛があるなら

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ユニバーサル

 

・One Last Kiss「忘れられない人」

初めてのルーブルは
なんてことはなかったわ
私だけのモナリザ
もうとっくに出会ってたから

初めてあなたを見た
あの日動き出した歯車
止められない喪失の予感

いっぱいあるけど
もうひとつ増やしましょう
Can you give me one last kiss…?
忘れたくないこと

I love you more than you ever know

もうわかっているよ
この世の終わりでも
年をとっても
忘れられない人

忘れられない人
忘れられない人
忘れられない人

I love you more than you ever know

宇多田ヒカルの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の主題歌は3曲どれもが、大切な人の喪失とそれを忘れられない自分自身がいかに現実と向き合っていくかが描かれている切ない気配がする。喪失を喪失のまま終わらせずに、無力なぼくたちはどうしようもないその運命に苛まれたまま、それでももがきながら生き続けていかなければならない。なぜ人は失うのか、なぜ失うのに出会うのか、失ったならどう生きるべきか、失い傷つき果てた自分自身の魂をいかにして救い出すべきなのか、その問いかけを繰り返す宇多田ヒカルの楽曲は、まさに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のテーマと深いところで通じ合っているのではないだろうか。

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