少年だけの愛

 

ぼくたちが異なる少年だと
一体誰が決めたのだろう
隠された秘密の果実を確かめ合えば
ぼくたちは何もかもが同じだった

同じように天を貫くほどに聳え
同じような脈動を繰り返した
同じように先端を濡らし合って
同じような青い液体を滴らせた

少年たちは誰もが果実を隠している
誰にも見せずに宝物として護っている
だからぼくたちは他の果実を知らない
もしかしたら自分だけ違うのかもしれない

ぼくたちが同じ少年だと知るのは
ただ少年たちが愛し合った時だけ
あらゆる罪も見せられない快楽も
あなたと同じだから赦されていく

異なる肉体を求め合っても
人はただ孤独になるだけ
同じ果実に触れ合ったぼくたちだけが
辿り着くべき異郷がある

 

 

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ノンケの親友とゲイのぼくは、同じ果実を男同士で触り合って同じ快楽と幸福を感じた