この世で誰よりも自分を愛しなさい
自分を愛してはならないと 見ず知らずの見張りが浮世に蔓延る 他人を愛することこそ優れた愛だと 浮世の風に乗って噂が運ばれる 自分を守ることは卑しいことだと 人間たちは心の鎧を砕こうとする 他人…
自分を愛してはならないと 見ず知らずの見張りが浮世に蔓延る 他人を愛することこそ優れた愛だと 浮世の風に乗って噂が運ばれる 自分を守ることは卑しいことだと 人間たちは心の鎧を砕こうとする 他人…
ぼくを傷つける者を ぼくは決してゆるしはしない 遥か地獄の底までも追い詰め 八つ裂きにしてもまだ足りない この子の運命を知らない者たちが 無遠慮に浮世の泥を投げつける これ以上まだ傷つけるつも…
深い怒りに苛まれたとき わたしはわたしでなくなる どこからともなく舞い降りた化身 わたしはわたしを旅立たせる 正気を保っていられたうちは まだ真理の国が霞んで見えなかった 我を忘れた狂おしい日…
もたらされたものや受け取ったものだけで 今日の会話が終わってゆく虚しさに 気がつくことすらないまま消費させられるだけの浮世 あなたの言葉に魂が宿らなくなって久しい 与えられた音楽や与えられた映…
今となってはあなたは遥か彼方 けれどぼくはそれを喪失だと厭わない ぼくとあなたは同じ形をした少年だと 何度も何度も確かめ合ったから ぼくとあなたは違う人間だった それは確かにぼくたちを引き離し…
鏡があれば大丈夫だと感じる そこに誰かがいる気がするの そこには誰もいないと諭す大人たちは 本当のことをわかっていない 鏡に映る自分の姿に 心が孤独を退ける声が聞こえる 自分が自分と対峙すると…
聖なる回路を辿っている限り ぼくたちはきっとまた巡り会える だから今は嘆き悲しまなくてもいい 巡礼の道はひとつへと繋がっていく 憎み合って別れた凍てつく冬の夜も 抱きしめ合って離れられなかった…
魂を殺された幼きぼくを救えるのは この世でただひとりぼくだけだ 偉そうにふんぞり返る哲学者も 生命の神秘を教える宗教者も無意味 〜あなただけが あなただけが 時空を超えてあの子を助けなさい あ…
時の流れに救いを求められないとしたら ぼくを救ってくれるものは一体何だろう かつて一度は死んでしまった魂が 再生の飛翔を夢見て立ち尽くしている もはや神がぼくを見捨てているというならば ぼくを…
誰にも話したことのない 悲しい恋の物語を 他の誰でもない 自分自身に聞かせてあげよう ぼくとあなたしか知らなかった恋 2人が死んでしまったなら なかったことになってしまうから ほんの少しだけ時…