「お母さん大好き」
「お父さん大好き」
「おばあちゃん大好き」
「おじいちゃん大好き」
自分は愛されるべき存在だと
信じて疑わなかったのは
ぼくが惜しみなく愛されていたから
遠い過去だけではなく今もなお
ぼくは愛されることはないと
自らの運命を悟った時
本当は信じることができなかった
ぼくは愛されるに決まっているから
「お母さんありがとう」
「お父さんありがとう」
「おばあちゃんありがとう」
「あじいちゃんありがとう」
1人ずつこの世から去っていくけれど
決して消えない愛がここに残るなら
別れてもまたいつか巡り会える
ぼくは愛すべきものを忘れはしない