〜天龍〜
罪を犯さなければ生きられない者 間違えなければ息のできない者 たとえ心が滅ぼされたとしても 密かに魂だけを旅立たせてゆけ 肉体はやがて老い朽ちるだろう 愚かさは生きる度に深まるだろう それでもなお燃え尽きな…
罪を犯さなければ生きられない者 間違えなければ息のできない者 たとえ心が滅ぼされたとしても 密かに魂だけを旅立たせてゆけ 肉体はやがて老い朽ちるだろう 愚かさは生きる度に深まるだろう それでもなお燃え尽きな…
あなたの悲しみをぼくは担えない あなたの悲しみをぼくは知らない たとえまやかしの救いがあなたを訪れようとも ひとときの癒しはあなたを苦しめるだけ ぼくではない他の誰かが ぼくを救うことをただ待っていた ぼく…
全てはリンガによって生ずる 少年たちが女体を必死に追い求めるのは ただリンガに突き動かされただけのこと リンガがなければ女体など無いに等しい 全てはリンガによって生ずる 少年たちの欲情を嘲笑う女たちも 輪廻…
金を稼ぐことだけが生きていく意味だと 内なる羅針盤を持たぬ者たちは浮世を彷徨う 都合よく植え付けられた目的は炎を発さず 部品として消費されるうちに生命は潰える 覚えておきなさい 大切なことは …
あらゆる少年のエナジーは すべてこの果実から生まれ出る ぼくらを突き動かす衝動の根源にはいつも 得体の知れない液体が眠っている 眠れないほどに野性が荒ぶる夜には ぼくの体なのにぼくのものではな…
燃え盛るぼくの魂を誰も止められない 自分自身でも抑え切れぬほどの勢いで 炎は天を貫きあらゆる運命を突き動かした ぼくはぼくの炎に燃やされて死ぬだろう 永遠に続くと思っていた悲しみも孤独も ぼくの炎に焼かれて…
絶望することなしに旅立つことはできない あなたが怯えて動き出せずにいるのは 何もかもを失ったことがないから 守りたいと庇うものに価値がないことも知らずに 魂を滅ぼされることなしに飛翔することは…
エスの声をいつだって聞いている 少年の歌は永久に響きわたる 誰もが見失い魂が道を失くしても ぼくだけは直感の導に突き動かされた 美しい怒りの炎が虚空に燃え上がり 清らかな本能が渦を巻いて流れ込…
どんなに言葉を並べてみても 本当の理由には辿り着かない 誰も知らない終わりなき悲しみが 今でもなお降り注ぐ音が聞こえる もっともらしいことを言おうとして 燃え盛る核心の化身となる 筋を合わせよ…
「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 本当は言いたかったけれど 言えなかった言葉が古代から吹き付ける 「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 あなたもそう思ってくれてい…