護り人

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大人は何でも知っていると思ってた
だから絶対に守ってくれると思ってた
けれどぼくは何も言わなかった
何も言わないと大人は何ひとつ知らなかった

お父さんも助けてくれなかった
お母さんも助けてくれなかった
ぼくが大切だと信じた大人たちは
ぼくの絶望に見向きもしなかった

ぼくが悲しみに打ちひしがれた時
ぼくが前を向くことができない時
ぼくがもう立ち上がれなかった時
ぼくを救ってくれたのは誰だろう

親でもなければ血縁でもない
親友でもなければ先生でもない
ぼくが本当に救われたい時ぼくを守護したのは
他でもないぼく自身だった

ぼくは好きな人を誰にも言わなかった
だからぼくを護れるのはぼくしかいなかった
護り人となっていつまでも護り抜こう
何も知らない世界なんて置き去りにして

 

 

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