死なないことよりも守りたい願いを見出せ
傷つくことを恐れぬ少年のように 死ぬことなど構わぬ武士(サムライ)のように 神聖な炎の中へ飛び込んでゆこう 恐れを植え付けられた者たちを無視して 自らの炎に焼かれて死ぬのが 最も美しいこの世か…
傷つくことを恐れぬ少年のように 死ぬことなど構わぬ武士(サムライ)のように 神聖な炎の中へ飛び込んでゆこう 恐れを植え付けられた者たちを無視して 自らの炎に焼かれて死ぬのが 最も美しいこの世か…
あなたがぼくに与えた青いコートは 今なお麗しい色彩を放っている あなたが徐々にすべてを忘れゆく中で あなたの恵みがぼくを包み込む アンダルシアの輝く太陽に照らされて 誰かがぼくのコートを美しい…
ひとりでよく頑張ったね たったひとりにしてごめんね そう言ってあなたを抱きしめたい 髪を撫でてあげよう眠れるまで 置き去りにされたはずなのに 置き去りにしてしまった気がする 遠ざけられたはずの…
「あなたは神から生まれましたか あなたは仏から生まれましたか あなたはキリストから生まれましたか いいえ、わたしは生殖器から」 異教だとののしれば 人の心の正体が知れ渡る 同郷だとひとつ交わせ…
いくつもの坂を越えて いくつもの橋を越えて この道の行く先には いつもあなたがいる どんなに傷ついても どんなに嘆いても この道を踏み越えれば 必ず、たどり着く もう何度此岸を終えて もう何度…
孤独に船に乗っていたら 不思議な島へとたどり着いた 今とは異なる時代の世界地図 北の果ての北海道の近くあたり 人々はアジア人と白人が混じり 文字はロシア語のようで言葉は通じない 昼はすぐに終わ…
異常な人間となってもいいから あなたを愛したかった 普通の人間であるという安心さえ あなたのためなら捨てたかった 正常である事を超えて あなたにたどり着く この世で生きる自分を見失い あなたと…
襟裳岬は光でいっぱいに満たされていた そのまま五木寛之さんの「仏教への旅」の映像を流しながら 海沿いに車を走らせた 心地よい光たちと、気温と、風と 五木寛之さんは絶望から始める人生にこそ希望が…
知床半島で鮭の遡上を見て、写真を撮り、詩を書きました。 鮭の遡上の詩3選「妨げる柵」「命よりも」「真の敗者」 ・妨げる柵 神聖な野生の炎を妨げるようにして、合理的な柵は設けられる。人間達はもはやなす術はない…
何かを隠している森 何かを宿している森 何かを担っている森 わたしはただ おそれをなす 美しい光に迷い込みながら 森は気配を生み出し続け やがてわたしの魂をさらうだろう わたしはそれを恵みだと…