欠陥品としての人生

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大切なものたちを失くせば
自分が欠けてしまった存在に感じられる
もはやこれから欠落してしまった者として
欠陥品として生きていかねばならない気がする

なくてはならないものなんて
この一生にいくつあるのだろう
なくても構わぬものたちにしがみついて
なくてはならないとわざと嘆き悲しんだ

欠陥品なんかになれるはずがない
もともと何も持たずにこの世に生まれて来たのに
これ以上何も失うはずがない
喪失はぼくたちが自分にかけている間違った呪いだ

失くしてもう生きてはいけないと
嘆くものを持つ前でさえぼくたちは平然と生きていた
いなくなってもう歩いていけないと
別れた人に出会う前でさえぼくたちは幸せを噛み締めていた

恵みを与えられてすぐに奪われたから
まるで根こそぎ失くしたように泣き狂った
与えられる前の満たされた日々を思い出そう
なくてはならぬものなんてはじめからなかったことを

 

 

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