最果ての輪廻
天空の城へとたどり着いたなら とめどない怒りをあなたに捧げよう 青き虚空に散りばめられたゆるしが やがて終わらない時を紡いでゆく 世界の先端ではいつも輪廻が泳ぐ あどけない魂たちがすれ違う ど…
水色の詩集天空の城へとたどり着いたなら とめどない怒りをあなたに捧げよう 青き虚空に散りばめられたゆるしが やがて終わらない時を紡いでゆく 世界の先端ではいつも輪廻が泳ぐ あどけない魂たちがすれ違う ど…
水色の詩集憧れるための理由を 自らの中にさがすけれど いつまで経っても見つからない 自分のことなのに答えを持たない あの人を好きになることに 誰にも訳を告げられないように 夏の匂いをどこまでも求める本能…
水色の詩集誰かがあの子におそれを 植え付けることさえなかったら 誰かがあの子の運命を 咎めることさえなかったら いいえ 誰もがあの子におそれを植え付けた 植え付けない者などこの世になかった 誰もがあの子…
水色の詩集悲しいことがあって 遠い昔にぼくは時を止めた 時の流れを嘘だと裁いて 少年は時を止めた まるで宇宙のような真空に 自らの心を浸して まるで氷のような幻想に 自らの精神と沈めて いつまでも少年の…
水色の詩集一度きりではわからない もう一度巡り会わせてください 二度目にあなたに会って初めて それが幻じゃなかったことを知る 人の心はおよそ疑い深く 本当か嘘かをいつまでもさぐり合う 思いを通い合わせた…
水色の詩集植え付けられたおそれに従い生きたなら 傷つくこともなく楽なのに 植え付けられたおそれを脱ぎ捨て 光へ向かって飛び立ちたい この生命が生まれ落ちたのは 肌を守り抜くためなんかじゃない この生命が…
水色の詩集ラオスの美しい布 本当はいくらするの インターネットさえも教えない 美しさの値段がわからない あらゆるものに値札がついて それを受け取るだけの人生ならば どれほど楽だったことでしょう 美しさの…
水色の詩集いつだって明日には この世にはないかもしれないものたちと ぼくたちは共に生きている なにひとつ儚さを知らずに 明日もどうせ一緒にいられるだろうと 祈りにも似た思い込みを寄せて 憎みかける疎まし…
水色の詩集冬のある国へと迷い込んでいた 夏しか来ない国々を通り過ぎて やがてたどり着いた季節を纏う 祖国と同じ冷たさが訪れる国 彷徨いの魂が根源の土を拾い上げ その匂いの中にある冬を摘み取る いつまでも…
水色の詩集雨に打たれて歩くうれしさを 忘れていました時の彼方へ 雨の中、水の滴とともに歩むあどけなさに もう一度ぼくの灯火を見つける 降り注ぐ雨と光の粒を祝おう 冷たさと煩わしさを脱ぎ捨てて 雨を憎んで…