最果ての輪廻

 

 

天空の城へとたどり着いたなら
とめどない怒りをあなたに捧げよう
青き虚空に散りばめられたゆるしが
やがて終わらない時を紡いでゆく

世界の先端ではいつも輪廻が泳ぐ
あどけない魂たちがすれ違う
どうしてこんなところまで来てしまったのと
お互いの祈りをゆるやかに注ぎ合う

もしも植え付けたものにそぐうなら
風の音さえ聞こえなかっただろう
解き放ってくれたあなたがいたから
ぼくはまだ最果ての世に生きている

どんなに遠く離れていても一緒だと
いつかぼくに言ったよね
距離も青い液体も超えたところで
ぼくたちは手をつなぎ合うんだ

あなたに訪れるあらゆる運命が
あなたを安らかに導きますように
ぼくはあなたの運命の海を泳げないけれど
その碧さに感性を響かせています

 

 

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