どんなに解き放っても飽きることはない
少年は青い液体の快楽を永遠に求め続ける
時が経ち他の何もかもに興味を失っても
少年は美しい果実を潤すことをやめないだろう
楽しくて楽しくて仕方のないことを
少年は青い液体以外にも見出すだろうか
やりたくてやりたくて仕方のないことを
果実の遊びではなく受け止めるだろうか
ぼくたちはこの快楽のために生まれてきたんだ
だから誰も自らの果実から手を離さない
あらゆる少年は青い液体の神秘に夢中となり
毎日大地を濡らしてもまだ足りない
けれどこのままだと生きられないことを知った
果実ではないものに手を伸ばすべき時を悟った
生命の根源から訪れる透明な快楽を押し込めて
ただの部品として息をするしかないと泣いた
やりたくないことはやりたくない
やりたくてやりたくて仕方がないことだけに突き動かされたい
どんなに他の少年が部品として埋め込まれようとも
ぼくだけは燃え盛る直感に従うことを約束しよう
ぼくが自らの果実を触るほどに
やめたくてもやめられない宿命はどこだろう
ぼくが君の果実の熱を感じるほどに
やりたくてやりたくて仕方のない使命は何だろう
ぼくたちは誰もが代わることのできない使命を持っている
他の人には担うことのできないただひとつだけの宿命がある
ぼくたちの軌道はただぼくたちだけが突き進むためのもの
青い液体を解き放つほどにやりたくて仕方のない使命を思い出せ