古き道を行きなさい
狭き道を行きなさい
華やかな光たちに惑わされ
誰もが通る道を選んではならない
その新しき道に時の堆積はあるか
その広き道に祈りの重なりはあるか
ただ便利であるからと無理矢理に
道があるように見せかけた幻ではないか
人生の旅で情緒を拾い集めるならば
広き道から遠ざからなければならない
何があるとも知れぬ狭き道へと迷い込み
大地に根ざして生きる人々の心を聞く
過去でも未来でも変わりがない
嘘でも本当でも包み込んでくれる
いくつの命がこの道を踏み固めたのだろう
わたしの足が見知らぬ人生へと繋がる
誰も通らない道を進むことは恐ろしいだろう
みんなが選ぶ安全な道を共に行きたいだろう
けれどおまえが真理の影で体を休めるために
ただ直感の指し示すまま美しく狭き道を行け