
あなたが髪を優しく撫でるとき
ぼくは嬉しくてあなたに身を委ねた
ぼくは小さな獣のふりをして
あなたにもっと慈しまれることを願った
けれど本当はぼくがあなたの
髪を優しく撫でてあげたかった
あなたの前では弱くなるべきだと
命じる本能があったから力を失くした
遠い昔にお母さんが
ぼくを慈しみ髪を撫でてくれたように
今度はあなたがぼくの子供になって
いつまでも甘えさせてあげたかった
ぼくに甘えるあなたの姿は
誰にも見せられない2人だけの秘密
男は外で弱々しくあってはならないと
強がった分だけぼくの中で子供になった
あなたがどんなにひどいことをしても
あなたの髪を撫でてやればよかった
あなたを胸の中で抱きしめて
いつまでもぬくもりを伝えればよかった
どんなに悪いことをしても見捨てない眼差しを
男の子はみんな求めているのに
あなたが少し裏切ったくらいで
泣いてあなたを責めるべきではなかった
ぼくの腕の中で弱かったあなたを忘れない
誰にも見せないあなたがここにいたことを忘れない
あなたが鍵を渡してくれたことを忘れない
幼い少年が2人 お互いの秘密を明かした日々










