少年の果実の輪廻転生
あらゆる少年のエナジーは すべてこの果実から生まれ出る ぼくらを突き動かす衝動の根源にはいつも 得体の知れない液体が眠っている 眠れないほどに野性が荒ぶる夜には ぼくの体なのにぼくのものではな…
あらゆる少年のエナジーは すべてこの果実から生まれ出る ぼくらを突き動かす衝動の根源にはいつも 得体の知れない液体が眠っている 眠れないほどに野性が荒ぶる夜には ぼくの体なのにぼくのものではな…
燃え盛るぼくの魂を誰も止められない 自分自身でも抑え切れぬほどの勢いで 炎は天を貫きあらゆる運命を突き動かした ぼくはぼくの炎に燃やされて死ぬだろう 永遠に続くと思っていた悲しみも孤独も ぼくの炎に焼かれて…
絶望することなしに旅立つことはできない あなたが怯えて動き出せずにいるのは 何もかもを失ったことがないから 守りたいと庇うものに価値がないことも知らずに 魂を滅ぼされることなしに飛翔することは…
エスの声をいつだって聞いている 少年の歌は永久に響きわたる 誰もが見失い魂が道を失くしても ぼくだけは直感の導に突き動かされた 美しい怒りの炎が虚空に燃え上がり 清らかな本能が渦を巻いて流れ込…
どんなに言葉を並べてみても 本当の理由には辿り着かない 誰も知らない終わりなき悲しみが 今でもなお降り注ぐ音が聞こえる もっともらしいことを言おうとして 燃え盛る核心の化身となる 筋を合わせよ…
「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 本当は言いたかったけれど 言えなかった言葉が古代から吹き付ける 「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 あなたもそう思ってくれてい…
赦されることを待っているだけじゃ もう二度と立ち上がれない 誰かから赦されるのを待つ前に ぼくはぼくを赦していくんだ あなたから愛されることを願ってしまった だからぼくは罰を受け続けた 愛することを願う前か…
ぼくが自分の名を知っているのは かつて幾度となくその名を呼ばれたから 紛れもない愛を込めて 疑いなく慈しむように ぼくはその名を何度も聞かされた 犬でも自分の名を知るのだろう 猫でも自分の名を…
絶望に打ちひしがれるあなたを見て ぼくは何もできない ぼくができるただひとつのことは 自らの悲しみを書き綴ることだけ 助けを差し伸べる手を見せつけられても ぼくは救うことができない ぼくがすべきただひとつの…
ぼくたちは記憶する 数字や 文字や 法則を学び取って 沢山覚えて多くを使いこなせば 優秀だと見なされ大いなる称賛は与えられた ぼくたちは学習する その先にはいい大学といい会社があった やがて安…