捨てられた犬のように
あなたが戻るのをずっと待っている
魂は疑うことを知らない
魂は迷うことを知らない
あらゆる異国を彷徨う時にも
ひとつの祖国を深める時にも
あなたを忘れたことがない
あなたを呼ばないことがない
どんなに時が流れたとしても
あなたを疑う日は来ないだろう
たとえぼくが肉体を失っても
あなたを待ち続けるだろう
あなたに裏切られた悲しみはきっと
いつかゆるし合うために与えられた宿命
砕け散った心は連なって
星座のようにあなたを導く光になる
あなたは必ず帰ってくるだろう
そしてまたぼくを抱きしめるだろう
魂は疑うことを知らない
あなたを見つめる瞳にひとつの曇りもない