わたしが静かに瞑想してわたしを深める時
辿り着くのはわたし自身ではなくあなただった
わたしの根源にあるものを疑いもなく求めれば
立ち現れるのは鏡ではなくあなたという光だった
ゆるされないことに怯えて運命は乱れ合った
結びつくはずのない思いが夢と現を攪拌した
あなたなしで生きているわたしが
あなたの根源で息をすることをあなたは知っている
どんなに深い傷も時が経てば癒えるだろうと侮っていた
運命の人であろうと10年経てば他人だと見くびっていた
あなたと出会う前のわたしは滅び去り
あなたがいなければ欠乏する魂をどうか救って
何も失くしてなんかいないはずなのに喪失は襲いかかる
わたしの根源としての少年はあなたに置き換わり
わたしがわたしでなくなっていくのを感じる
ペルシアの祈りが伝えた自己の崩壊
わたしという存在ははじめからどこにもなかった
いつだってあなたに代わることができるほどに透明だった
もう二度と会えないことが美しくて儚い
夢の中の異郷で叶わなかった続きを綴ろう