真実は懐かしさの中にあるという
真実は懐かしさの中にあるという。 もしも誰の懐かしさにもなれないのなら、 時が経つごとに真実を零しながら、 偽物だけを掴み取っていくのだろうか。 虹色に光るあなたの写真を見ていた ぼくはあなた…
水色の詩集真実は懐かしさの中にあるという。 もしも誰の懐かしさにもなれないのなら、 時が経つごとに真実を零しながら、 偽物だけを掴み取っていくのだろうか。 虹色に光るあなたの写真を見ていた ぼくはあなた…
水色の詩集ぼくは男なのに あなたに可愛いと言われて嬉しかった 髪を撫でられると力が抜けて 生きていることをゆるされた気がした あなたがいなくなると 誰がぼくをゆるしてくれるの あなたがいなくなると 誰が…
水色の詩集もう惑わされないで もう傷つかないで あなたも私も同じ異郷で ただ定めを待つだけの魂 あなたを護ることも 私を護ることも 同じ価値があり 同じ功徳がある あなたを愛することも 私を愛することも…
水色の詩集我を忘れて燃えさかれ 世の中のことなどふり向きもせずに あの世もこの世もことごとく焼き尽くせ わたしとあなたが異ならないために 愚かしくすべてを分け隔てる剣が 今日も人々の心を惑い苦しませてい…
水色の詩集ぼくがあなたを好きになってぼくにはいいことがたくさんあったあなたと過ごす時間を重ねるたび嬉しいことも同じように増えていった ぼくはあなたに好きと言われたかったぼくはあなたに抱きしめられたかったぼくはあな…
水色の詩集たとえばぼくが 普通の少年だったならば あなたに好きと言われたくらいで 感動しなかったのかもしれない たとえばあなたが 異形の少年だったならば あなたの告げた愛しているを 当たり前だと笑ったか…
水色の詩集ゆるされるはずのない悲しみを背負うことが たったひとつのあなたの使命だった 終わることのない雪のように悲しみは注がれて あなたは天空に祈るようにそれを受け入れた 何のために生まれてきたのかわか…
水色の詩集「あなたはぼくが絶対に護る」と言えば 正義の味方として賞賛されるのに 「ぼくをぼくは絶対に護る」と言えば 途端に見下されてしまうこの世の不可思議 ぼくを傷つける者をぼくは許さない 否定の雨の中…
水色の詩集魂の炎に包まれながら あなたはぼくに好きだと告げた それは清らかにあなた全体を包み込む 透明な天空からの贈り物だった 本能の炎に燃やされながら あなたはぼくと異なる肉体を求めた あなたを取り巻…
水色の詩集誰にも見せなかったぼくを あなただけに見せたい 今まで誰にも触らせなかったものを あなただけにゆるしたい 閉ざされた春の光の部屋でふたり 鍵をかけなくても誰も知らない異郷 誰にも言わないでって…