天空の解脱
あの人が他の女に好きと言うことを あんなに泣いて責めるべきじゃなかった あの人の本能が女の肉体をひたすらに求めることを 踏みにじってけなすべきではなかった あの人が誰にも渡さないかけがえのない…
あの人が他の女に好きと言うことを あんなに泣いて責めるべきじゃなかった あの人の本能が女の肉体をひたすらに求めることを 踏みにじってけなすべきではなかった あの人が誰にも渡さないかけがえのない…
ぼくにはあなたに、何ひとつあげられるものなんてない。 ノンケの彼がゲイのぼくと恋愛しても何ひとつメリットなんてないから、彼の「好き」という言葉を尊いと感じた ・この世にはほとんど見返りを求めた好意しか存在し…
「自分だけ、幸せになりたかった」と彼は告げた。 「自分だけ幸せになりたかった」とノンケの彼は告白し、それ以来ぼくは彼の部屋を訪れることはなかった ・大学時代、ゲイのぼくとノンケの彼は恋人同士のような関係だっ…
ぐちゃぐちゃに握りつぶしてしまったゴムを、ぼくはいつまでも握りしめてた。 ノンケの彼の鞄からコンドームが出て来たけれど、ぼくは悲しみも絶望も何も感じなくなった ・大学時代、ゲイのぼくとノンケの彼は恋人同士の…
ぼくを裏切って終わりなき悲しみを注ぎ込んだのに、ノンケの彼は自分の方が孤独だと言ってうなだれた ・10人に1人 「ぼく、ひとりぽっちやねんけど ひとりぽっちで生きてる意味あるんかな」 『ひとりじゃないやろ …
ぼくはぼくを幸せにするために生まれて来たんだ。 ぼくには自らの魂を救済する使命があり、労働という下らないまやかしに巻き込まれている暇はない ・人間は労働するために生まれて来たというのは本当か? 人間は労働す…
奪うのならばなぜ与えたのですか 虚空に向かって少年は問いかける 幸せにはなれないと泣いていた少年に さらなる絶望と孤独が注ぎ込まれた 希望も夢も美しい未来すら持たずに 心を閉しながら生きていた…
ぼくは神へと戦争を仕掛けて、そして負けた。 同性愛者として生まれた水色の少年は、この人生で幸せにはなれないのだと悲しい覚悟をした ・大学時代、ゲイのぼくとノンケの彼は恋人同士のような関係だった 大学時代、ゲ…
もうぼくは彼を失うことさえ怖くなかった。 裏切られ続けたぼくは狂人となって、彼女と過ごすノンケの彼の部屋を訪ねることさえ恐れなかった ・大学時代、ゲイのぼくとノンケの彼は恋人同士みたいだった 大学時代、ゲイ…
彼だけが、本当のぼくを知っている。 別れたくても別れられない…大好きなノンケの彼に呼ばれると、ぼくはすぐに彼の元へ舞い戻った ・大学時代、ゲイのぼくとノンケの彼は恋人同士みたいだった 大学時代、ゲイのぼくと…