南無大師遍照金剛
ゆるされないものが照らされるとき わたしは静寂の青さを知る 鳴り止まぬ海鳴りは記憶から訪れる音楽 わたしがわたしになる前の異国 さぁ立ち上がって時間がないの 銀河が焼け堕ちる声が聞こえる 遍く…
ゆるされないものが照らされるとき わたしは静寂の青さを知る 鳴り止まぬ海鳴りは記憶から訪れる音楽 わたしがわたしになる前の異国 さぁ立ち上がって時間がないの 銀河が焼け堕ちる声が聞こえる 遍く…
88の巡礼がぼくに与えたものは 濃厚な青い液体と少年の果実 口を閉じることも忘れてしまうような あの暗黒に飛び散る青を覚えている 若さゆえに蓄えられない果実に 導かれながら少年は旅を燃やす 若…
おそれればおそれるほどに おまえは傷を深めるだろう ひるめばひるむほどに 奴らは隙を突くだろう 異なりを鳴らせ けたたましく高らかに 自らの核へと鏡を投げかければ それは海をはるか超えてゆく …
ねぇうまれつき 臆病な人なんていない おそろしいものから逃げずに、むしろあなたが最もおそれるものへと旅立ちなさい ・お遍路の旅の狭路で車を擦った悲しい思い出 ぼくは四国お遍路車中泊の旅を遂行するため、関西か…
怒りよ拡がれ どこまでも高らかに 怒りを鎮めようとするのは うろたえた者たちの仕事 火炎よ飛び立て 山脈の彼方まで 平和という偽物の水では 語りきれない争いがある 怒り狂えばみっともないと 小…
ゆるされない旅立ちを燃やしながら ありもしない境目を越えよう ぼくたちが異国と呼んでおそれたものは 紛れもない祖国の名前だった あなたとぼくは不思議な双子 あなたがいたからぼくが生まれた ぼく…
俗世にあっては真理の光が 霞み見えにくくなるというのなら わたしは人の世を離れよう おそれを知らぬ獣のように 滞り立ち止まる淀みが この精神を支配するというのなら わたしは激流を創り出そう 傷…
有名になって歴史に名を刻みたい!!!!! 死んだらすぐに忘れ去られるからこそ、あなたの生命は清らかで美しい ・太陽は膨張しいつの日か地球を飲み込む ぼくが小さい頃テレビで見て衝撃的だったのは、太陽はいつか膨…
ぼくの神様へのお祈りは一瞬で終わる。 ぼくの生命は祈りとしてこの世に生きている ・神社やお寺で長く祈る人々の風景 ぼくは日本人なのでたまに神社に行く。神社でもお寺でもいいが、他の人や家族が神様や仏様の前で手…
この命の果てでどうせ何もかも 失ってしまうというのなら なぜぼくたちは手に入れるのだろう なぜぼくたちは所有するのだろう 借り物であることを忘れて 自分のものだと欲望に支配されたとき ぼくたち…