琉球の海

 

 

ぼくの抱えてきた罪の数を
あなたは決して数えきれない
誰にも見えない多くの傷を
まとって生きてきたから

これがぼくの罪だと
肌を見せながら自由になりたい
けれど決してゆるされないから
青色の衣をひとつ脱ぐの

人を愛するという罪をありがとう
愛されないという罰をありがとう
誰もが幸福へと導かれると歌った
愛を罪としてこの命はとらわれた

どんなに美しい森の中の清流に触れても
どんなにやわらかな琉球の海に揺れても
けっして洗い流されない生きるという穢れを
いつの日かあらゆる瞳に見せたい

抱えきれない悲しみに深まる生命の銀河
ゆるされない裸体に降り注ぐ天空の青い雫
もうなにひとつ叶わないと知っても
祈り続けようあなたを愛せるようにと

なぜあなたを愛してしまうのだろうと問わない
なぜあの人を愛せないのだろうと泣かない
愛することができる人を自ら選べる人なんて
ねぇどこにいるの

もう一度ぼくを琉球の海へと帰してよ
あなたを愛したあの海とひとつになりたい
本当は帰り着きたい場所を知りながら
あらゆる世界をめぐる魂と肉体だ

 

 

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