少年の誓い

 

 

この少年を傷つけることはゆるさない
野生動物のようにぼくは敵に牙を剥く
この少年を守れるのならば死んでしまっても構わない
死なないために生きている命じゃない

この果てしない宙の下で
一体誰が敵で誰が味方なんだろう
とめどなく広がる荒野の中で
血を見たい者と慈悲深い者の違いはどこだろう

もしかしたらぼくを愛してくれる者たちを
傷つけて走ってきたのかもしれない
もたらされる揺るぎない愛情を
毒だと決めつけて退けたのかもしれない

獣のようなぼくの眼には理性が宿らない
何が本当で何が嘘なのかわからない
愛すべき者と憎むべき者の境がわからない
だから誰も彼もを傷つけて庇った

ぼくはこの少年と約束をしたんだ
決して裏切らないと約束したんだ
否定しか注がれない運命を背に受けて
ぼくはぼくを守り抜くと誓った

他人を守る物語は美しいと人は噂する
自分を守るだけの人生なんて愚かしいと蔑む
何が聞こえても惑わされないよ
ぼくはぼくを使命として守り抜くの

他人も自分も変わらない存在
誰であろうとたったひとりの尊いぬくもり
嘘偽りを注がれる憂き世をすり抜けて
青色の聖域で ぼくとぼくだけで暮らそう

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

ぼくが同性愛者(ゲイ)だと気付いたきっかけは高校2年生の初恋だった

思春期の同性愛者(ゲイ)が孤独を感じる7つの理由

同性愛者(ゲイ)から異性愛者(ノンケ)への初恋は誰にも言えない分、純度の高い宝石となって残る