花と宇宙
花を咲かせることを 誰にも教えられずに 木々は花で世界を彩りながら 生きることを眩ます 人を愛することを 誰にも導かれずに ぼくたちは寄り添い合い 生きることを忘れる はるか遠くの彼方から 聞…
花を咲かせることを 誰にも教えられずに 木々は花で世界を彩りながら 生きることを眩ます 人を愛することを 誰にも導かれずに ぼくたちは寄り添い合い 生きることを忘れる はるか遠くの彼方から 聞…
赤い風船が虚空の中へ消えた つまずいたぼくは小さくなりゆくそれを いつまでもいつまでも見ていた 消えて見えなくなるまで見ていた 赤い風船はどこへ行くの 幼いぼくはおばあさまに尋ねる おばあさま…
何も持たなくてもここにいてもいいのだと 言ってくれる光はどこ このままではならぬと洗脳する悪魔が 浮世の人々の心を食い荒らしている 何の役に立たなくても生きていていいのだと ゆるされるための灯…
花を咲かせることを 誰にも教えられずに 木々は花で世界を彩りながら 生きることを眩ます 人を愛することを 誰にも導かれずに ぼくたちは寄り添い合い 生きることを忘れる はるか遠くの彼方から 聞こえてくるよう…
どうしようもなく浸み出すもの。 ぼくにとって創造とは ・辞書といふもの 世の中の歌というものには、いろんな種類のものがある。しみじみと渋い演歌から、盛り上げるためにある明るい歌、クールなすかしたものから、悲…
確かに幸福な今の幸せを 人々は受け取ることができずに 未来を見ては不幸になる 確実に幸せな今があるのに このままでいてはならないと 今のままではいられないと 妄言たちを受け入れては 幸福な今を…
生まれた時からぼくたちは既に 引き継がれた思いを持っている 生まれたときには何ひとつ 持たないことをゆるされない 生まれる前から決められた定めが ただ運命と呼ぶだけの遊びなら 占いながらささや…
清らかな雨に降り注がれて 前が見えない ぼくたちは一体どこにいるの はるかなる海の闇が聞こえる 眩い光に目をくらまされ 時が見えない ここは絶海の孤島・宮古の島 遠い昔の安寧が胸に響く 海はぼ…
なにひとつ習わなくても 憶えているものがすべての命に宿る 誰ひとり教えなくても 知らず知らずに導かれてゆく 学ばなければ憶えられない物事は この命に不要な記憶そのもの いっそのことうち捨ててし…
この世の果てでどうか待っていて きっと行くから 必ず行くから あなたという源流にすべて立ち返り あらゆる記憶を受け渡そう 巡り会うように別れ合って 葬り去るように愛を照らそう なにひとつ起こらなかったのだと…