夢の中でぼくはまだ巡礼の道を歩いている
夢の中まだ歩いている 聖なるあの道を歩いている 決して消えることのない面影 夏の光が記憶の底を焼いて刻む 果てしないという言葉を ぼくは今まで知らなかったんだ そう感じさせる1本の道 曲がりく…
水色の詩集夢の中まだ歩いている 聖なるあの道を歩いている 決して消えることのない面影 夏の光が記憶の底を焼いて刻む 果てしないという言葉を ぼくは今まで知らなかったんだ そう感じさせる1本の道 曲がりく…
水色の詩集この少年を傷つけることはゆるさない 野生動物のようにぼくは敵に牙を剥く この少年を守れるのならば死んでしまっても構わない 死なないために生きている命じゃない この果てしない宙の下で 一体誰が敵…
水色の詩集満たされる果実と 解き放つ快楽の狭間で 少年たちは夢を見よう たどり着かない岸辺を眺めよう もしも解き放ってしまえば ぼくたちは死んでしまうから 動物のように喘いだ後で 大切な何かを失くしてし…
水色の詩集少年の果実が 満たされる度に思う 青い液体にはもどかしさと 根源の炎が宿っている 快楽と共に解き放っては すぐにまた満たされ 海がまるで揺れ動くように 忙しく果実は濡れゆく 水色の果実が 満た…
水色の詩集誰にも言えないからこそ 恋は透明になる きらきら光る結晶体は いつまでも消えない 誰にも言えないからこそ 恋は永遠になる きっとあなたは死んでも消えない 生まれ変わる円環にさえ組み込まれる 誰…
水色の詩集電車に轢かれて死んでゆく あなたの姿を見た あれはぼくのことだったのかもしれない なぜかそう思われてならない 迷いもなく死んでゆく あなたの姿を見た 本当はぼくが死ぬはずだったんだと 意味のな…
水色の詩集素晴らしいものと美しいもの どちらかひとつを選ぶなら ぼくは迷いなく 美しいものを選び取ろう 倫理的なものなんて要らない 善良なものなんて要らない 徳の高いものなんて要らない それよりもひとつ…
水色の詩集男ではない人がいる 女ではない人がいる 男でも女でもない人がいる あの人はいったい誰なの 男であると語る人がいる 女であると語る人がいる 男でも女でもあると語る人がいる けれど本当はあなたは誰…
水色の詩集学問がどうしてつらいのだろう あの人たちの気持ちがわからない 世界のすべてを知る美しい過程を なぜ疎ましいと退けるのだろう 労働の何がつらいのだろう たかが人の隙間をすり抜ける道 虐げられるこ…
水色の詩集矛盾に身を浸し 無秩序に身を浸し 混沌に身を浸し 無常に実を浸し 不条理に身を浸す それにより異質な場所へと踏み入れるおそれではなく むしろ故郷へと 帰り着く思いがするのなら あるいはそのよう…