青い液体のもどかしい幸福
満たされる果実と 解き放つ快楽の狭間で 少年たちは夢を見よう たどり着かない岸辺を眺めよう もしも解き放ってしまえば ぼくたちは死んでしまうから 動物のように喘いだ後で 大切な何かを失くしてし…
満たされる果実と 解き放つ快楽の狭間で 少年たちは夢を見よう たどり着かない岸辺を眺めよう もしも解き放ってしまえば ぼくたちは死んでしまうから 動物のように喘いだ後で 大切な何かを失くしてし…
少年の果実が 満たされる度に思う 青い液体にはもどかしさと 根源の炎が宿っている 快楽と共に解き放っては すぐにまた満たされ 海がまるで揺れ動くように 忙しく果実は濡れゆく 水色の果実が 満た…
誰にも言えないからこそ 恋は透明になる きらきら光る結晶体は いつまでも消えない 誰にも言えないからこそ 恋は永遠になる きっとあなたは死んでも消えない 生まれ変わる円環にさえ組み込まれる 誰…
誰にも話さなかった初恋を誇りに思おう。 ゲイからノンケへの初恋は誰にも言えない分、純度の高い宝石となって残る ・ぼくは高校2年生の時、同じクラスの男の子を好きになった ぼくの初恋は高校2年生の時、同級生の同…
電車に轢かれて死んでゆく あなたの姿を見た あれはぼくのことだったのかもしれない なぜかそう思われてならない 迷いもなく死んでゆく あなたの姿を見た 本当はぼくが死ぬはずだったんだと 意味のな…
どうしようもない孤独を抱える魂たちへ。 思春期の同性愛者(ゲイ)が孤独を感じる7つの理由 ・ぼくの初恋は高校2年生で同級生の男の子を好きになった ぼくの初恋は高校2年生、16歳のときだった。同じクラスの同級…
素晴らしいものと美しいもの どちらかひとつを選ぶなら ぼくは迷いなく 美しいものを選び取ろう 倫理的なものなんて要らない 善良なものなんて要らない 徳の高いものなんて要らない それよりもひとつ…
人を愛することでぼくは罪人になった。 ぼくが同性愛者(ゲイ)だと気付いたきっかけは高校2年生の初恋だった ・ぼくの初恋は高校2年生の時、同じクラスの男の子を好きになった 初恋を経験すれば、自分が何を好きなの…
男ではない人がいる 女ではない人がいる 男でも女でもない人がいる あの人はいったい誰なの 男であると語る人がいる 女であると語る人がいる 男でも女でもあると語る人がいる けれど本当はあなたは誰…
学問がどうしてつらいのだろう あの人たちの気持ちがわからない 世界のすべてを知る美しい過程を なぜ疎ましいと退けるのだろう 労働の何がつらいのだろう たかが人の隙間をすり抜ける道 虐げられるこ…