同じ肉体
君は果実を隠し持ってるから ぼくの果実の触り方を知っている どこを触れば果実が潤いを増し 君の手を求めてしまうのかを知っている ぼくと君は同じ肉体 隠さなくても明かされる果実の形 ぼくと君は同…
君は果実を隠し持ってるから ぼくの果実の触り方を知っている どこを触れば果実が潤いを増し 君の手を求めてしまうのかを知っている ぼくと君は同じ肉体 隠さなくても明かされる果実の形 ぼくと君は同…
青い液体を大地に撒き散らし 木々や苔たちと共に歌おう 青い液体を大海へと解き放ち 魚や珊瑚礁と命を分け合おう 宝物を隠し続ける 人生のむなしさよ 源をよりそえない 人の世の儚さよ ぼくは森へと…
祈りの掌を合わせた先にあるものは 神の姿か、仏の面影か 深き礼を為すその頭の上におはすのは 親の形見か、恩師の言葉か 崇め奉るべきだと教え込まれたものが多すぎて ぼくたちは誰にも願いを語れない…
他人の悪意や気分に合わせて生きられるほど、人生は暇ではない。 他人の目を気にして「部品」になるよりも自分を貫き「全体」としての生命を生き抜こう ・空気を読んで部品になろう 「空気を読んで周囲に合わせて生きて…
ぼくたちは常識や正しさや多数派という強大な力に匿われながら、小賢しく生きることができる。 常識や正しさや多数に守られることができないぼくたちは、むしろそれらを退き傷だらけの歩みを進めよう ・常識の陰に隠れる…
この肉体と精神から生まれ出るものに 間違いなどなにひとつない 拙い腕をふりかざしながら 正しい世界を導き出していく 自分だけが宝石で 他人はすべて偽物ですか 自分だけが生命で その他はすべて機…
ぼくたちの正体は獣。 ぼくたちは人間という衣を脱ぎ捨てて獣のように生きるべきだ ・ぼくたちは動物ではないという呪い ぼくたちは人間社会の中で、とても人間らしく生きて他者から信頼されなければならない。とても人…
春夏秋冬 連れてこい 春夏秋冬 連れてこい 輪廻転生の必然性と巡る季節の美しさを高畑勲「かぐや姫の物語」が教えてくれる ・春夏秋冬 連れてこい 日本には四季がある。春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て、そ…
少年がいつまで経っても 少年であることについて 教えてください 戸惑うことなく どんなに月日を重ねても 心が肉体のように 年を取らないことが ぼくを浮世から突き放している 「まだやり残してきた…
男と女という異なる生命が共に生きている。 世の中における男性生殖器と男性の裸体についての考察 ・人生で初めての混浴へ 九州一周の旅の途中、ぼくは大分県で生まれて初めての混浴温泉に入った。グーグルマップのレビ…