異なりを鳴らせ
おそれればおそれるほどに おまえは傷を深めるだろう ひるめばひるむほどに 奴らは隙を突くだろう 異なりを鳴らせ けたたましく高らかに 自らの核へと鏡を投げかければ それは海をはるか超えてゆく …
水色の詩集おそれればおそれるほどに おまえは傷を深めるだろう ひるめばひるむほどに 奴らは隙を突くだろう 異なりを鳴らせ けたたましく高らかに 自らの核へと鏡を投げかければ それは海をはるか超えてゆく …
水色の詩集怒りよ拡がれ どこまでも高らかに 怒りを鎮めようとするのは うろたえた者たちの仕事 火炎よ飛び立て 山脈の彼方まで 平和という偽物の水では 語りきれない争いがある 怒り狂えばみっともないと 小…
水色の詩集ゆるされない旅立ちを燃やしながら ありもしない境目を越えよう ぼくたちが異国と呼んでおそれたものは 紛れもない祖国の名前だった あなたとぼくは不思議な双子 あなたがいたからぼくが生まれた ぼく…
水色の詩集俗世にあっては真理の光が 霞み見えにくくなるというのなら わたしは人の世を離れよう おそれを知らぬ獣のように 滞り立ち止まる淀みが この精神を支配するというのなら わたしは激流を創り出そう 傷…
水色の詩集この命の果てでどうせ何もかも 失ってしまうというのなら なぜぼくたちは手に入れるのだろう なぜぼくたちは所有するのだろう 借り物であることを忘れて 自分のものだと欲望に支配されたとき ぼくたち…
水色の詩集まっすぐに育つはずだった 自己愛の幹は 方々に散り散りとなりて 隙間なく埋め尽くされるはずだった 正当化の枝は おかしな方向を象って この世にはない方角を示し始める この世に生まれるはずだった…
水色の詩集わたしという少数民族が ここまで生きてきたことを祝おう たちまちに滅び去ると運命付けられた 生命が時に繋がれたことを誇ろう わたしにしか歌えない歌があった わたしにしか書けない詩があった わた…
水色の詩集鏡であるのに姿が見えない わたしは異国で立ちすくむ 砕かれた鏡に映し出されるのは 見まごうことなき真理の岸辺 わたしがわたしであろうとして 多くの人を傷つけた わたしがあなたになろうとして 見…
水色の詩集あなたがわたしにすべてを明かしても わたしはあなたに何も明かさない 望まれもせずに秘密を明かすあなたを わたしは遠い異国から眺める あなたの言葉がわからなかった あなたの心がわからなかった あ…
水色の詩集孤独を手放したい 苦しみから逃れたい 悲しみは要らない おそれから解き放たれたい それは本当にすべて あなたの言葉ですか 誰かが言っていた理屈を 真似してはいませんか 孤独に凍りつきたい 苦し…