
南の島に砕かれた魂を
拾い集めるための旅に出よう
どこにあるのか行方も知れない
あなたの心を問い詰めるかのように
見失ったぼくの魂は淡い水色
透き通った碧い海にとけて見えない
けれど呼び合うと決められているのなら
もう一度巡り会う定めに従おう
海を渡らなければ辿り着けない小島もある
空を渡らなければ見えもしない孤島もある
ぼくはもう一度取り戻せるだろうか
ぼくの魂を取り戻せるだろうか
この世に生きる誰もが
本当のことを知らない
ただひとりぼくだけが
あの魂への旅路を知っている
疑われることをおそれて
他と異なることにおびえて
動き出せずに終わるような
そんなありふれた一生じゃない
おまえを生かしているものの名は何だ
おまえを突き動かす宿命の在処はどこだ
誰もがその答えを知っているから
飛び立つためのそれぞれの風を待っている
おかえりなさいと海は迎えるだろうか
ここへは来るなと突き放すだろうか
いずれの答えも愛には違いない
あらゆる答えはひとつの光へと繋がる
