境界線上の神々
この国なのかあの国なのかわからない 神様は島々に境界線を設けない この国の人もあの国の人も交わる どこにいるのか今、答えすらない ぼくたちは国境に浮かぶ青い孤島 男ではなく女でもなかった ぼく…
この国なのかあの国なのかわからない 神様は島々に境界線を設けない この国の人もあの国の人も交わる どこにいるのか今、答えすらない ぼくたちは国境に浮かぶ青い孤島 男ではなく女でもなかった ぼく…
もしもぼくが女だったなら あなたに好かれても嬉しくなかった ぼくの肉体が好きなのか 心が好きなのか わからなくなるから あなたは女の肉体を求めるのに ぼくに好きだと言ってくれた それはあなたがぼくの魂に触れ…
どうすれば普通に生きられるのか そればかり考えて時は進んだ 将来や未来のことなんて 幸せな人だけが考えればよかった 泣きながらもがき苦しんで ようやく普通の人に見せかけた 傷付いて何もかもを見失い それでも…
もしもたったひとりの 運命の人に巡り会えたとして その人と結ばれなかったなら ぼくたちは旅に出るしかない 神様に問うしかなかった どうしてぼくはこんな風に生まれたの なにひとつ答えてはくれなかった 普通に生…
ぼくたちが男と女だったなら 何ひとつ迷うことなく事は進んだ 抱きしめ合うことも キスをすることも おかしいと葛藤しながらも 突き動かされる定めがあった まともじゃないと苦悩しながらも 抗い切れない衝動があっ…