銀色の膜 2018年10月4日2019年3月28日 ツイート シェア はてブ 送る Pocket 1人で見える景色と 2人で見える景色は まったく違う 1人でいるときには 2人で見える景色を見失い 2人でいるときには 1人で見える景色を見失い 結局は何かを こぼれ落としながら 生きるしかない そのように欠乏することが 人間の定めであるから ぼくは 鏡を見つけた 本当はなにひとつ 失っていないことを示すための 銀色の膜