命の正体

 

崩れ去るまともさに
弔いの花を添えよう
なにひとつ知ることのなかった
一生の記憶を捨てよう

正常をまとわない炎は時を超え
命を超えて燃え盛り続ける
かけがえのない不動明王の姿を
ぼくは自らの根源に感じる

あらゆる水は意味を持たない
すべての風は炎を助け
ぼくは命に燃やされて消える
何度生まれ変わったとしても

記憶がどんなに引き裂かれても
ぼくは炎を覚えている
明日がどんなに見果てぬ国でも
ぼくは炎を手がかりとする

命だと誰もが信じてやまないものは
ぼくにとっての命ではない
永劫に過去も未来も焼き尽くす
IMAの火炎こそ命の核そのもの

 

 

 

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