水色の詩集 死を待つ鳥 2024年11月18日 醜くて穢れた鳥たちが ぼくの死ぬのを岸辺で待っている 朽ち果てた肉体を喰らうことでしか 生きられない不吉さを物語っている もっと遅く死ぬはずだったのにと 人々は嘆いては悲しむけれど 誰もそんな約束をしていな…
水色の詩集 天の告げ(2017.08.31) 2024年11月17日 きちんと愛されていたのに どうして不良品になったの 欠乏しているものなんてないと 天が教えてくれるけれど 人間たちが語り出す 欠けているものがどこかにあると 些細な言葉が傷つける 指さすものが近くにあると …