夏の楽園
春が訪れれば分かるでしょう ぼくたちの青い液体の意味に 冬の間は停滞し眠るでしょう やがて来る解き放つ瞬間を夢見て 無限に生み出されるからとて 時には留まる季節もある 押し寄せる激流のような快…
春が訪れれば分かるでしょう ぼくたちの青い液体の意味に 冬の間は停滞し眠るでしょう やがて来る解き放つ瞬間を夢見て 無限に生み出されるからとて 時には留まる季節もある 押し寄せる激流のような快…
ゆるされないものが照らされるとき わたしは静寂の青さを知る 鳴り止まぬ海鳴りは記憶から訪れる音楽 わたしがわたしになる前の異国 さぁ立ち上がって時間がないの 銀河が焼け堕ちる声が聞こえる 遍く…
88の巡礼がぼくに与えたものは 濃厚な青い液体と少年の果実 口を閉じることも忘れてしまうような あの暗黒に飛び散る青を覚えている 若さゆえに蓄えられない果実に 導かれながら少年は旅を燃やす 若…
おそれればおそれるほどに おまえは傷を深めるだろう ひるめばひるむほどに 奴らは隙を突くだろう 異なりを鳴らせ けたたましく高らかに 自らの核へと鏡を投げかければ それは海をはるか超えてゆく …
ねぇうまれつき 臆病な人なんていない おそろしいものから逃げずに、むしろあなたが最もおそれるものへと旅立ちなさい ・お遍路の旅の狭路で車を擦った悲しい思い出 ぼくは四国お遍路車中泊の旅を遂行するため、関西か…
怒りよ拡がれ どこまでも高らかに 怒りを鎮めようとするのは うろたえた者たちの仕事 火炎よ飛び立て 山脈の彼方まで 平和という偽物の水では 語りきれない争いがある 怒り狂えばみっともないと 小…